第37章 花①遥かなる旅路
と花京院は承太郎とディオが空に飛んだと思ったら一瞬で2人ともいなくなっていたので、何が何だかわからない状況だった。
「なにが…一体何が起こったの…」
花「僕にもわからない…うぁっ…」
花京院はのため、無理してここへ駆けつけたため、体力はとうに限界値を超えていた。
花京院は意識はあるものの、倒れてしまった。
「花京院!!」
は花京院の頭を自分の膝の上に乗せた。
花「ありがとう……」
その頃ディオと承太郎は…
ディオは動き出そうとすると動かないことに気がついた。
デ「うっ…う…うっ!な…なんだ?体の動きがに…鈍いぞ!ち…違う!動きが鈍いのではない!う…動けん…ば…ばかな…ま…全く…か…体が動かん…」
承「ディオ、11秒経過だぜ、動ける時間はそこまでのようだな」
先ほど潰されたと思った承太郎が生きていたのだ。
デ(な…なにぃ!)
承「俺が時を止めた。9秒の時点でな。そして脱出できた。やれやれだぜ」
デ「うっ…」
承「これから!てめえをやるのに1秒もかからねぇぜ!」
デ「承…承太郎…!!ば…ばかな…時を止めただと!?俺が9秒動いた限界直後の時点で…」
承「どんな気分だ?ディオ」
デ「くっ…」
承「動けねぇのに背後から近づかれる気分ってのは、例えると、水の中に1分しか潜っていられない男が、限界1分前にやっと水面で呼吸しようとした瞬間、グイッとさらに水中にに引きずり込まれる気分に似てるってのは…どうかな?しかしてめえの場合、全然かわいそうとは思わん。オラァ!」
思い切りディオの足を蹴り上げた。
デ「うぐっ…」
承「時は動き始めた」
ディオはロードローラーの上から道路に投げ出された。
ディオの脚は両方折れ、血が噴き出していた。
デ「はぁ…はぁ…」
承「お前に対する慈悲の気持ちは全くねぇ。てめえをかわいそうとは全く思わねぇ。しかし、このままおめぇをなぶって始末するってぇやり方は、俺自身の心に後味の良くねぇものを残すぜ。その足が治癒するのに何秒かかる?3秒か?4秒か?治ったと同時にスタープラチナをてめえに叩き込む!かかってきな!」
デ「ぐっ…」