第7章 海での災難
バシャン!
が海に飛び込んだ。
花「!」
承「なに!?」
「動かないで!ジタバタするから、音を聞いて寄ってくるの。怖いだろうけど音を立てないよう、じっとして」
は必死に泳ぐその子に言った。
その少年か少女は怯えながらじっとした。
するとサメは獲物を見失ったかのように追うのをやめた。
そしてしばらく、じっとしてから
「よし!今よ!アインガード!」
はアインガードを子供のところまで泳がせた。
しかしその音を聞きつけ追ってくるサメのスピードも速かった。
アン「うわぁぁぁぁ!」
子供をアインガードが掴んだ。アインガードは追いついてきたサメを蹴り、サメを倒せるほどの蹴りでは無かったが、怯ませることくらいはできたので泳いでのもとへと連れてきた。
「こうなるから、考えなしに行動してはいけないのよ!?」
は子供の両肩を掴んで言った。
「ん?あなた女の子?」
アン「う、うるせぇ!あんたなんか来なくても1人で…」
「1人だったら死んでたわよ。」
は冷ややかな声で言ったので、それ以上その少女は喋らなかった。
2人は船に泳いで戻ろうとした。しかし先ほどのサメが真っ二つに切られ、こちらに向かってくるものがあった。
ジョ「何か襲ってくるぞ!!」
は必死に泳いだ。
花「あの距離なら僕に任せろ!ハイエロファントグリーン!」
ハイエロファントによって2人は船の上へ引き上げられた。
2人を救出するための浮き輪は海で粉々になっていた。
「はぁ、はぁ…」
アン「はぁ、はぁ…」
承「おい、大丈夫か?」
承太郎はの元へ行き、声をかけた。
「うん…ありがとう、花京院」
花「無事ならそれでいいさ」
皆この少女がスタンド使いなのかと疑った。以外は。
アン「寄ってたかって睨みつけやがって!やる気か!?このアン様をなめんじゃねぇ!」
そう言ってアンという女の子は小型ナイフを取り出した。