第7章 海での災難
一行はチャーターした船に乗り、シンガポールに向けて出発した。
シンガポールに着くまではゆっくりすることにした。
ジョ「しかしお前らその学生服はなんとかならんのか!クソ暑くないの〜?」
ジョセフは学生の3人を指差していった。
花「学生は学生らしく、ですよ、という理由はこじつけか」
承「…」
ア「なるほど、これが武士道。」
ポ「お前らそんなに堅いとモテないぞ?」
「急遽行くことになったからこのまま来ちゃったけど、私は着替えたいです…でも着替え持ってないから…」
は困ったような笑みを見せた。
ジョ「なぜ香港にいるときに言わない。言えば買ってやったのにのう…」
「ごめんなさい…」
ジョ「別に責めているわけじゃあない。シンガポールに着いたら服を買いに行くといい。」
「でもそんな時間ないんじゃ…」
ジョ「なぁに、それくらいの時間はある。のような子のお願いなら無理にでも時間を作るわい。」
「ジョースターさん…」
ジョ「もう少しわがままになっても良いんじゃぞ。あと前のようにおじいちゃんと呼んでくれ。うちの孫はジジイ呼ばわりだからのう。遊以外はそんな風に呼んでくれん。」
「わかりました。おじいちゃん!」(ニコ)
承「おいジジイ、休めねぇ。向こうへ行け。」
ジョ「おぉ、怖い怖い」
そう言って離れようとした時だった。
アン「離しやがれ!!」
向こうから声が聞こえたので皆そっちを見た。すると少年、いや、少女か、が水夫に捕まりジタバタしていた。
ジョ「おい、ワシらの他に乗客は乗せない約束だぞ」
水夫「すみません、密航です。このガキ下の船倉に隠れてやがったんです。」
ジョ「密航?」
アン「来るなら来い!」
水夫が警察に突き出すと言うと、見逃してくれと懇願しだした。
水夫がダメだというと泣きながら水夫の腕に噛みつき海に飛び出した。
「あっ!」
ポ「飛び込んだぞ!元気いい」
花「ここから陸まで泳ぐ気なのか?」
ジョ「どうする?」
承「ほっときな、泳ぎに自信があるから飛び込んだんだろうよ」
するとサメの影が見え、水夫が騒ぎ出した。
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