第6章 新たな仲間
ジョ「うん、これで肉の芽がなくなって、憎めない奴になったわけじゃな!ひひっ」
承「花京院、、こういうダジャレ言うやつってよ無性に腹が立ってこねぇか?」
聞かれた2人は苦笑いするしかなかった。
翌日、スピードワゴン財団に依頼した船が港に入ってきた。
ジョ「すでにいるはずじゃ。」
一行が港に向かって歩いていると、そこへポルナレフが現れた。
ポルナレフはディオの呪縛を解いてくれたお礼を言っていないと言った。しかし、そのお礼の受取手はそこにいないようだった。
だがポルナレフはもう一つ用があると言い、ジョセフに左手も右手ではないかと奇妙な質問をした。
「左手が右手…?」
ポ「妹を殺した男を探している。顔は分からない。だがそいつは両腕が右腕なのだ。」
するとジョセフは手袋を外し、義手をみせて過去の戦いによる名誉の負傷だと言った。
ポルナレフはジョセフに謝り、何があったかを話してくれた。
3年前、雨の日の学校の帰り道で、友達と一緒に帰っていたところを辱めを受けて殺されたらしい。
「ひどい…」
が落ち込むと、承太郎が慰めるようにの肩に片手を置いた。
両腕が右手というのはかろうじて生き残った友達の証言によるもので、妹の魂の尊厳と安らぎはその男の死を持って償わせてやりたいと。自分のスタンドでしかるべき報いを与えたいと、ポルナレフは語った。
ポルナレフは1年前にディオに出会い、その男を捜してやるから承太郎たちを殺してこいと命令されたようだった。
ア「肉の芽のせいでもあるが、なんて人の心の隙に忍び込むのがうまいやつなんだ」
「まるで詐欺師みたい…」
花「しかし話から推測すると、その男も仲間にしているな」
は怒りを抑えるため拳を握りしめた。
承太郎はのその様子に気づき、落ち着けとでもいうように肩に置いていた手を2回ほどポンポンと叩いた。
こうして、ポルナレフも一緒についてくることになり、仲間が5人から6人に増えたのだった。