第37章 花①遥かなる旅路
アイン「つまり…どのくらいかは分かりませんが…主の寿命が縮むということです…」
「!?」
花(そんな…僕を治すためにの寿命が…アインガードとも離れ離れになってしまう……。…しかしなぜ同時に…少しの時間差もなく…時間差…時間…時間…?…時!わ…分かったぞ…!な…なんてことだ…それしか…考えられない…つ…伝えなくては…このことを…この恐ろしい事実を…なんとかして…なんとかしてジョースターさんとに伝えなくては…くっ…このままだと…みんなが…負けてしまう…!)
花「だめだ……僕のためにそんなこと…アインガードももう治さなくていい…」
「だめ!いやだ!アインガード、もうアインガードはエネルギーを使わないで、私のを使って治して。」
はアインガードに手を差し出した。
アイン「それはできません…私の役目は主と主の大切なものをお守りすること…私が消えてしまうとしても…最期まで花京院のためにエネルギーを使います…それが私の使命だからです…それでも足りない分だけ主には補ってもらいます…」
「そんな…」
花「…もういい…僕は…恐ろしい事実に気づいたんだ…これを…なんとかして…ジョースターさんに伝えなくては…」
「それなら私がおじいちゃんに伝えるよ!!」
は泣きながら言った。
花「それじゃあ間に合わない…」
すると花京院は力を振り絞り、スタンドを出した。
「やめて!花京院!」
花京院は一度の顔を見て優しく微笑んだ。
花「すまない……」
「花京院!!!」
花「ぐはっ!!」
花京院は大量の血を吐いた。
「お願い…お願い花京院…」
は泣きながら懇願した。
花「はぁ…はぁ…」
「やめて!!」
花京院はエメラルドスプラッシュを時計に向かって放った。
その瞬間に花京院は意識を手放した。
これを見た、ディオとジョセフは花京院が死んだと思い、遠くへと移動した。
「花京院!!もう虫の息だ…でも…でも私は絶対諦めないから!アインガード、私のエネルギーを使って」
アイン「…いいのですね?…」
「うん」