第35章 花①ザ・ワールド
ジョ「…肉の芽じゃ。肉の芽のせいでそうなってしまってるんじゃ…」
花「、少しいいかい?」
がゆっくり首を縦に振ると、花京院はのおでこを確認した。
花「やはり肉の芽が埋められています」
ジョ「困ったなぁ…承太郎しか肉の芽は排除できないからなぁ…」
花「せっかく連れ戻したのに、助け出してやることはできないのか…クソッ!!」
花京院は自分の無力さに腹が立ち、拳を握りしめた。
するとアインガードがスッと出てきた。
花「あっ…」
ジョ「アインガード?」
ガード「お久しぶりです。私が肉の芽を取り除きます」
ジョ「なに?」
花「出来るのか?というかなぜはまだ支配されたままなのに、アインガードは意識を取り戻してるんだ?」
ガード「主は心の奥底では気づいています。自分がジョースターの仲間であると。そして花京院、あなたを愛していると。」
花「ん…」
ジョ「うーむ…」
ガード「スタンドは精神のビジョン。心の底で自分が正義であると気づいていれば、スタンドは悪に染まらずにいられる。そして私の使命は主を守ること。肉の芽を取り除くことは可能です。」
花「そうか…ならばやってみろ」
ジョ「花京院!もし失敗すればはもう…」
花「分かっています。でも、承太郎と落ち合っている時間もないかもしれない…僕は少しでも早くから肉の芽を取り除いてあげたい…だから僕はアインガードを信じます」
ジョ「んん…」
花「アインガードやるんだ。を、救ってくれ」
ガード「はい」
花「、じっとしているんだ」
は目を閉じてじっとしていた。
ジョセフは運転しながらではあるが、みな息を飲んだ。
アインガードは肉の芽に手をかけると、ゆっくりと引き抜き始めた。