第35章 花①ザ・ワールド
ディオの車が追いついてきたのがわかったジョセフ達の車の中では
ジョ「追っている…あの車だ、あそこにディオが!」
すると花京院がハイエロファントを出してディオの車に近づいた。
花「フン!」
ジョ「花京院!!」
ハイエロファントがディオのいる車内を覗き込んだ。
デ「花京院の…」
「ハ…ハイエロ…ハイエロファント…」
の目からはまた涙が溢れた。
ハ「…ディオ!くらえ!エメラルドスプラッシュ!」
しかしディオはそれを指一本で弾き飛ばした。
ハ「あっ!」
車のドアが吹き飛んだので議員も驚いた。
ウ「ぎゃあ!」
ハ「な…なんてやつだ…シートからすこしも腰をうかさずに、指一本でかわすなんて!!これではどうだ!!」
ハイエロファントは再びエメラルドスプラッシュを放った。
しかしまた弾き飛ばされ、今度は屋根が吹っ飛んだ。
ウ「ウギャア!」
ハ「スプラッシュを集中させてもかわされた!ク…クソ!」
気づけばハイエロファントの目の前にザ・ワールドがいた。
ハ「いつスタンドを出したのだ?バカな…気づかないなんて…」
ハイエロファントはザ・ワールドに殴り飛ばされてしまった。
デ「ちと距離が離れていたか。ザ・ワールドの射程距離外にすっ飛んでいった。ん?まさか…ふん、なかなかやるな」
ジョセフ達の車の中では…
花「ハァ…ハァ…」
ジョ「気をつけろ花京院!やつに近づき過ぎじゃぞ!だがでかしたな!花京院!」
花「す…すみません、つい…、怪我はないかい?」
なんとエメラルドスプラッシュでディオの視線がハイエロファントに集中している間に、にハイエロファントの触手を忍ばせ、吹っ飛ぶ瞬間にも引っ張ってきたのだ。
は花京院の問いに答えなかった。
「花…花京…院…」
花京院の名を呼ぶと涙をポロポロと流した。
花「そうだ、僕だ。戻ってきたんだ」
花京院はの頬に手を添えて言った。
「ディ…ディオ様の元に帰して欲しい…」
花、ジョ「「!?」」
「それなのに…どうしてあなたの顔を見るとこんなにも涙が出てきちゃうの…?どうして安心したような気持ちになるの…?」
花「…」