第35章 花①ザ・ワールド
花「ん」
ポ「は生きている」
承「なにっ」
ジョ「それは良かった!でもなぜわかる」
花「…」
ポ「ディオが…ディオがを連れている」
ジョ「なにーっ!?」
承「チッ」
花「やはりか…」
ポ「え?知ってたのか?」
花「いや、さっきディオが消えた瞬間、もいた気がしたんだ。それに彼女は多分…泣いていた」
ジョ「それなら早く助けに…」
ポ「いいや、さっきにこちらへ来いと言った時、あいつは首を横に振った。そしてディオがはディオに忠誠を誓ってると言った。おそらく肉の芽を埋められている。ディオとあそこまで近い距離にいるってことは、もしかしたら…ってこともあるかもしれないな」
ジョ「Oh…No…」
承「…」
花「たとえディオとそんな関係になってしまっていたとしても、それは肉の芽を埋められているからだ。自身の気持ちは関係ない。それにそうだと分かったなら、早いとこ助け出すまで。スゥーッ、ジョースターさん、日が沈みかけています。急がないと…」
ジョ「そうだな…」
ポ「花京院…」
承「…」
花京院はヌケサクを床に叩きつけた。
ヌ「ひぃ!」
花「おい、ヌケサク、この階の上はどうなっている?」
ヌ「と…塔です…てっぺんに部屋が1つあります。ディオ様はいつも昼間そこに…」
花「その塔に他に階段はあるのか?」
ヌ「な…ないです、これ一つだけです」
花「よし、案内しろ」
一同はヌケサクについていった。
部屋に着くと承太郎がスタープラチナで窓を割った。
部屋には1つの棺が置いてあった。
ヌ「ヒィ!」
ジョ「あれか…これから会う男は初めて会うのにずっと昔から知っている男…」
ジョ(そう、わしはずっと知っていた…こいつのことを生まれた時からずっと知っていた…承太郎も…懐かしい相手ではない。倒すべき相手として、ジョースターの血はこいつといつか会うことを知っていた)
花(後悔はない、今までの旅に。これから起こる事柄に、僕は後悔は無い。そして必ず、を助け出す)
ポ(今感じる感覚は、俺は白の中にいると言うことだ。ディオは黒、ジョースターさんたちは白。勇気が湧いてくる。正しいことの白の中に、俺はいる)