第34章 花①出会い
デ「なんだ」
「私はディオ様を信じています」
デ「なに?」
「ディオ様は私に怖い思いはさせないと、約束してくださいました。ディオ様は守れない約束なんてしないお方です。だから私はディオ様を信じています」
デ「そうか」
デ(この女、一体どこまで頭の中が花畑なのだ。だが…信じると言われるのは悪くない気分だ。この女は疑うということを知らない、バカな女だが私の気分をよくするのがなかなかに上手い。やはりこやつは側に置いておきたいな)
デ「」
「はい」
デ「ずっと私のそばにいてくれるか?」
「もちろんです」
デ「そうか。嬉しいよ」
ギュッ
ディオに抱きしめられるとはポッと顔を赤らめた。
デ(こうしておけば、私の元から離れる時罪悪感が生まれるだろう。ジョースター達のことを完璧に思い出されたら困るからな。)
ディオは顔に嫌な笑みを浮かべながらそう思った。
デ「ではそろそろ行こうかね、」
「行く?どこへ…」
デ「ジョースターたちのもとへだよ、倒すのに協力してくれるね?」
「…はい…」
2人は部屋を出た。
館の中に入った一行は、承太郎とジョセフと花京院はダービー弟、テレンス・T・ダービーに襲われ地下へ引き摺り込まれてしまった。
アブドゥル、イギー、ポルナレフは3人を助けるため、先へと進んだ。
戦いの結果、承太郎たち3人は勝ち、ポルナレフ達もかろうじて勝ったものの、イギーとアブドゥルの犠牲の上での勝利となった。
ポルナレフはディオを見つけるため階段を登っていた。
怪我の応急手当をしてもう一度登ろうとするとそこには
ドドドドド…
デ「フン、ポルナレフか、久しぶりだな」
ポ「ディオ、お出ましかい、ついに会えたな、ディオ」
ディオは拍手をした。
デ「おめでとうポルナレフ。妹の仇は討てたし、極東からの旅もまた無事ここにたどり着いたと言うわけだ」
ポ「けっ、祝いに何かくれるっううなら、てめえの命をもらってやるぜ」
デ「そう言ってるぞ、どうする?」