第34章 花①出会い
するとがいなくなったのを見計らったかのように2匹の犬が入ってきた。
ペットショップはその犬達を殺し、ディオの館を探していた男を発見したので、それも殺した。
そして殺した犬達を飼っていた少年が門の中に入ってきてしまい、それを助けにきたイギーを追いかけ、敗北した。
そしてその日の夜、それを聞いたディオはを試すのにちょうどいい機会だと、話すことにした。
デ「、大変残念な知らせがある」
「なんですか…?」
デ「ペットショップが殺された」
「え…そ、そんな…一体誰に…」
ディオは来たと思った。よくぞそれを聞いてくれたと思った。
デ「ジョースター達の仲間の犬、イギーにだ」
ドクンッ
はその名前を聞いた瞬間、心臓が跳ねた。
「イギー…」
デ「どうかしたのか?」
「い、いえ…犬にもそんな酷いことをする子がいるんですね…」
デ「にとって非常に悲しいことだろう」
「はい…せっかく仲良くなれたのに…」
デ「そこでだ」
「?」
デ「大事な友達が殺されたんだ。腹が立つとは思わんか?」
「え…」
デ「復讐してやりたい、ペットショップの仇を討ってやりたいとは思わんかね?」
イエス以外の答えを言わせない雰囲気でディオが聞いた。
「は、はい…」
デ「そうかそうか、優しいはそうだろうなぁ。恐らく明日、ジョースター達がやってくる。その時には、共に戦ってくれると誓ってくれるかね?」
「…はい…」
デ「花京院典明、と言う男もいるが本当に誓うのだな!?」
ドクンッ!!
花京院典明、その名前を聞いて先ほどよりもさらに心臓が跳ねたが、ディオの口調も強くなったので、はいと言わざるを得なかった。
「!?…はい…」
デ「そうか、は優しい子だな、それでは明日に備えて今日はもう寝るといい」
ディオはの頭を撫でてから部屋を出ていった。