第34章 花①出会い
その頃花京院はというと
花(…いなくなった途端急に静かになったからやはり寂しいな…は承太郎達と無事合流できただろうか?なんだか出ていった時から変な胸騒ぎがする…頼むから合流していてくれ…)
コンコンッ、ガラッ
ノックが聞こえると、看護師とスピードワゴン財団の医師が入ってきた。
看護師「失礼しますね、花京院さんお加減はいかがですか?」
花「やはりこの包帯が煩わしいですが、問題ありません」
看護師「痛みの方はどうですか?」
花「時間の経過と薬の効き目もあって、今はそんなじゃないですね」
看護師「そう、良かったです」
医師「花京院くん、こんにちは」
花「先生、この包帯、いつ頃取ることができますか?僕にはのんびりしている時間はないんです」
医師「う…うん…花京院君、君の目の怪我は大事ないとは言え軽いものではない。早々に退院できるとは思わんでくれ。正直、いつとは私にも正確にはわからないんだ」
花「うっ…」
花京院は息をのんだ。
しかし
医師「なんてね」
花「あっ」
医師「我々の最新医療で通常よりも回復が早い。よって明日1日様子を見て、明後日にはもう退院をしてもいい。ジョースターさん達と早く合流したいのだろうからね」
花「本当ですか!?ありがとうございます」
医師「君たちにかかっている。心から倒せることを祈っているよ」
花「はい、ありがとうございます」
医師と看護師は病室を出ていった。
花(ありがとうございます。ジョースターさん。思っていたより早く合流できます。承太郎、ポルナレフ、アブドゥル、イギー、そして。待っていてください)
花京院は仲間の顔を思い浮かべ、思いを馳せたのだった。