第34章 花①出会い
デ「そんな簡単なことが誰にでも出来ることではないのだよ」
「そうなんですか…あ、あの…ディオ様…」
デ「なんだね?」
「ス、スタンドとはいえ、ディオ様に触れてもよろしいのですか…?」
デ「構わん、そうしないと出来ないのだからな」
「わ、分かりました…恐れ多いですが、失礼いたします」
はアインガードでディオに触れ、エネルギーを分け与えた。
デ「うむ…なかなかにパワーがみなぎる…」
「傷を癒すほどの力がありますが、ディオ様は屈強な体をお持ちですので、大きな力も小さく感じてしまうのかと…」
デ「たしかにな、だがそれでも分かるほどにエネルギーが満ちてきた。やはり使えるな。」
「良かったです」
デ「これからはここにいてエネルギーを分け与えるだけでいい。連中を倒したりするのは他のものにやらせる。はここにいてくれるだけでいいんだ。怖い思いはさせん」
「ディオ様…」
デ「好きなように中を歩いたらいい」
「ありがとうございます」
デ「しかし決して外に出るなよ」
「分かりました」
そう言うとディオは部屋の外へと出た。
バタンッ
デ「ヴァニラアイス、を決して外へ出すな」
ヴ「かしこまりました。ディオ様」
デ「最後にあやつらの顔が歪むのを見たいからな、まだ見つけられては困る」
ヴ「はい、お任せください」
ディオは自室へと戻っていった。
ーの部屋ー
「ディオ様を崇拝している…それは確か…だけど…なぜ崇拝するようになったのか、いつからそうなのかが全然思い出せない…なぜなの…?アインガード」
アインガードは出てきて静かに首を横に振った。
「んー…それにディオ様が倒したいジョースター一族とその仲間もなんだかひっかかるなぁ…まぁでも考えててもわからないし、今日はもう一度寝よ」
はもう一度眠りについた。