第34章 花①出会い
そんななら殺された方がマシだと、が言いかけた時、ディオはに肉の芽を埋め込んだ。
は倒れてしまった。
デ「ふん、所詮人間なんぞ、この程度で倒れてしまうものよ」
ディオは指を鳴らすと棺に入り、自分とを館までヴァニラアイスに運ばせた。
しばらくするとは目を覚ました。
「ん…」
目が覚めるとベッドの上にいて、周りを見渡すとそこは暗い窓のない部屋だった。
デ「起きたか」
「ディオ…様…」
デ「気分はどうかな?」
「気分…ですか…そうですね…今ディオ様のお側に居られることが夢のようです」
デ「そうか、そうか。それは良かった」
「でもなぜ今私はディオ様のお部屋にいるのでしょうか」
デ「それはの力を私に貸して欲しいからだ」
ディオはが寝ているベッドに腰掛けるとの頬を撫でながら言った。
その行為にはポッと顔を赤らめた。
「ディ、ディオ様に頼まれたことなら、なんでも致します…」
デ「そうか、それは嬉しいな。ところで」
「はい」
デ「スタンドは出せるかね?」
「多分…アインガード」
アインガードがスッと出てきた。
デ「無事だったか」
アインガードは車でをディオから守るため咄嗟に出てきたが、ディオにザ・ワールドで時を止められ、遠くに投げ飛ばされてしまっていた。
デ「では早速頼み事をしよう」
「はい、なんなりと」
デ「アインガードで私にエネルギーを分け与えてくれ」
「そ、それだけですか…?」
デ「なんだね?私の力になれるというのに、不満かね?」
「い、いえ…もっと誰かを倒すとかそのようなことだと思ったのですが…エネルギーを分けるなど、そんな簡単なことでよろしいのですか…?アインガード」
はアインガードをディオのそばに寄せて言った。