第34章 花①出会い
は病院を出て、スピードワゴン財団のものに送られながら承太郎達の元へと向かっていた。
車内では
「ありがとうございます、本当に。何から何まで」
スタッフ1「皆さん命をかけて、我々一般人のことを守ってくださろうとしてくれている。当たり前のことです」
スタッフ2「その通りです。我々にスタンドやディオのことはよく分からないですが、ディオがとんでもない悪で皆さんはそれを倒そうとしている、正義の方々というのはわかりますよ」
「承太郎達はそうですね、彼らならきっとやり遂げてくれる。信じてあげていてください」
スタッフ1「あなたのことも我々は信じていますよ」
「え?」
スタッフ2「そうですよ、この旅についていくなんて、並大抵のことじゃあないです。女性なのに一緒についていってるだけで、尊敬に値します」
「ありがとう…」
スタッフ1「皆同じように思ってます」
スタッフ2「だから…」
スピードワゴン財団のスタッフが口を開こうとしたその時だった。
「!?」
目の前にいたスタッフはが瞬きをした間にいなくなり、代わりに目の前にはディオがいた。
デ「やぁ、、こうして会うのは"初めまして"だね」
「はぁっ…はぁっ…」
は初めてディオを目の前にし、味わったことのない、身の毛もよだつほどの、背筋が凍るほどの恐怖に襲われた。
会ったこともないのに、これがディオなのだとすぐにわかった。
デ「どうしたのかね?そのように息を切らして」
「はぁっ…なぜっ…なぜあなたがここに…今はまだ昼なのに…」
デ「日影を頼って移動する、棺に入って誰かに移動を頼む、移動する方法なんていくらでもあるものよ」
「スタッフの人たちは…いつの間に…どこへやったの…」
デ「いくらとは言えまだ私の能力を教えるわけにはいかんな。どこに行ったかといえばそうだな、窓から投げ出したんで、どこかで伸されているだろう」
「ひどい…私を…私をどうする気…」
デ「貴様は殺さん。その代わり私に一生仕えろ。」
「そんな…!!」