第33章 花①エジプト
花「じゃあ僕のことは好きかい?」
「まだわからない…ごめん…」
花「いいんだ、そう言われると思っていたよ」
「でも…でも花京院に対しての好きは承太郎やポルナレフに対しての好きとは違う気がする…」
花「別に答えを急かしたりはしない。の中で答えが出るまで待つよ。ただ、僕の気持ちだけは分かっておいて欲しかったんだ」
「ありがとう花京院…」
花「今日はもう遅いから、また明日話そう」
「うん…おやすみ、花京院」
花「おやすみ、」
は自分のベッドのほうに戻り、眠れぬ夜を過ごした。
(私…さっき花京院とキスを…私の気持ちかぁ…承太郎と家族以外の男の人とあまり関わったことがないから、この気持ちが本当に花京院を好きなのかわからないな…)
は自分の唇に触れた。はもう一度自分の気持ちについて考えなければならなくなったのだった。
翌朝
「ん…」
は寝返りを打って花京院の方を見た。
すると花京院もの方を向いた。
花「おはよう、」
「おはよう、花京院、もう起きてたの?というか、私のこと見えてるの?」
花「僕もさっき起きたんだ。見えてないが、音でわかるよ。の寝息は結構大きいからね」
花京院は、ハハッと笑った。
「!?うそ!?私…いびきとかかいたりしてないよね…?」
花「かいていたさ、そりゃあもう大きいのをね」
「うそでしょ…最悪…」
は頭を抱えた。
花「冗談だよ、スゥ、スゥと可愛らしい寝息を立ててるだけだった」
「ほ、ほんと??」
花「あぁ、本当だ」
「よかった…」
は心底安堵した。
するとそこへ医者が来て、2人の症状について話していった。