第33章 花①エジプト
ポ「きっと大丈夫だ、…だって軽傷じゃあねぇんだ…そんな泣くんじゃねぇよ…な?」
とポルナレフはの頭を撫でながら言った。
「きっと、大丈夫…そう言ってお母さんたちは…お兄ちゃんは無事じゃなかった…うっ…今回だって…もしかしたらダメかもしれない…花京院の目が見えなくなってしまうかもしれない…嫌だよそんなの…」
ポルナレフはもう何も言えなくなってしまった。
の傷からは止まることなく、血が流れている。
「アブドゥルさんも治ったばっかでこんな…ひどいよ…私のスタンド、ちっとも役に立たないな…悔しいよ…」
するとそれまで黙っていたジョセフが口を開いた。
ジョ「、今の言葉は撤回しなさい。アインガードに失礼だ。」
「でも…」
ジョ「でもじゃあない。アインガードは十分役に立っている。傷を、ましてや自身も治してくれる,そんなスタンドはよくあるものじゃあない。アインガードがいたから、倒せた敵もいる。だから、今の言葉は撤回しなさい。」
「おじいちゃん…ごめんなさい…」
ジョ「分かったならいい。もう二度と言うんじゃあない」
「はい…」
しばらくすると承太郎たちの戦いが終わったのを皆確認した。
するとその時、の体がぐらっと傾いた。
ポ「お、おい!!」
ポルナレフがの体を支えた。は気を失っていた。
ポ「ジョ、ジョースターさん!!が!!」
ジョ「承太郎たちの戦いが終わったのを確認して安心したんだろう…それに…ひどい失血量じゃ…絶対に血が足りていない…それなのにここまで意識を保ってられたのが奇跡だ…早く3人を病院に連れて行かねばならんな」
そして車を直し、承太郎とイギーを迎えに行った。
意識のない3人は後ろの席に乗っていた。
イギーが1番飛び乗るようにして車へやってきた。
次に承太郎も乗ってきた。
承「やれやれだぜ…。も倒れちまったか…」
一向はもう遅いこと、敵スタンドが現れ疲れたこと、怪我人が出たことの3つがあって、その日はホテルに泊まることにした。
そしてその日のうちに怪我をした3人はスピードワゴン財団の医師達に引き渡した。