第33章 花①エジプト
「血が…水筒から血が流れてる…」
ア「何者なんだ?ディオのところに9人の男女が集まったと言うことだが…そのうちの1人が攻撃してきたのか…?」
ジョ「承太郎!敵の本体を探せ!」
承「今探しているぜ、だが…視界の中には敵本体は見えないな… サンの時のように間抜けな鏡にも注意して探したが…どうやら敵はかなり遠くから操作しているようだ」
承太郎は双眼鏡で探したが全く見当たらなかった。
一向はパイロットの頭が引きちぎられたとき、承太郎とジョセフとアブドゥル、そして、、花京院、ポルナレフに分かれて隠れていた。
花「ポルナレフ、水筒を攻撃しろ」
ポ「えっ…俺が…か?あ…あの小さい水筒の中にパイロットの頭がまるまる引きずり込まれたんだぜ?つまりあれに穴を開けると言う事は…いやだぜ!花京院、おめえのほうが近いぜ!おめえがエメラルドスプラッシュ食らわせてやりゃいいじゃねぇか!」
花「僕だって嫌だ」
ポ「かあっ!自分が嫌なものを人にやらせるな!どういう性格してんだ!テメェ!」
花「嫌なものは嫌だ」
「んー…じゃあアインガードにやらせようか?」
花「はそんなことしなくていい。危険だ」
ポ「危険なことを俺にやらせようとしてたのか?最低な野郎だぜ!うわあ!」
「水だ…!うぐっ…!」
みんなが敵スタンドの姿に気づいたその時には、の胸元と花京院の両目が切られてしまった。
ポ「…!か、花京院…!!!アインガードは何して…!?アインガード!!」
「くっ…」
は意識があるものの、胸元を抑える手からはどんどん血が流れてくる。
承「うっ…!」
ジョ「水だ!もうすでに水筒からは外に出ていたんだ!血と一緒に!」
ア「スタンドが水筒の中に潜んでいたのではなくて、水がスタンドなのだ!」
ポ「と花京院がやられた!うわー!か…花京院が目を…!も軽傷じゃあねぇ!!」
「アインガードもやられた…花京院の目を治せない…」
ジョ「!ポルナレフ!パニックになるんじゃあない!チャリオッツを出してと自分の身を守れ!」
すると花京院を襲った水の手がポルナレフの前に出てきた。