第5章 スタンド能力
花「のせいじゃあない。さっきのスタンドが操縦士を攻撃していたからだ。それに、操縦士がやられる前にスタンドの存在に気付けなかった僕たちのせいでもある。だから自分やアインガードを責めるんじゃあない。いいね?」
花京院は優しくの肩を抱きそう言った。
「花京院…うん、分かった、ありがとう」
その間、承太郎はジョセフから乗っている飛行機が墜落するのは3回目というのを聞いてもう二度と一緒に乗らないと決めた。
また、先程のスタンド使いが追っ手が何人もいることを最後の力を振り絞って伝えてきたので、先が思いやられるのだった。
飛行機はジョセフが海に水上着陸をさせ、承太郎たちは香港への上陸を余儀なくされた。
香港に着いてバタバタが少し落ち着いてから、ようやくのスタンドの話になった。
承「おいジジイ、のスタンド能力はなんだ」
「私も知りたいです。」
ジョ「恐らく、を守ることだ。」
花「随分とざっくりしていますね」
ジョ「そうじゃのう、のスタンドは今までが体験したり、知っていることを活かしてを守る。肉体も心も。と言ったところか。」
「自分のスタンドだけど、なんだか難しいな…」
ア「要はと考えや感情を共有しているもう1人のが、の心と体を守るよう行動してくれる、ということだ。」
承「がダメージを食らわない理由はなんだ」
花「他のスタンド使いのように、精神がスタンドと一致して同一人物のようになっているのでは無く、あくまで考えや感情を共有しているだけであってとスタンドは別人格、ということか?」
ジョ「まぁ、そんなところじゃな」
承「なるほどな」
「別の意志を持ったもう1人の私が、私を忠実に守ってくれてるってことなの?」
承「そうだ」
ア「だから飛行機の操縦はできなかったのだ。にできないことはアインガードもできない。守りたいが守り方が分からないという状況だったわけだな」
「そうだったの…なんか、アインガードに悪いことしちゃったな…」