第32章 花①紅海
皆が助けようとしたが、ハイプリエステスの舌に邪魔をされた。
潰される寸前アインガードが出てきてを抱えて奥歯から出てきた。しかし承太郎はそのまま潰されてしまった。
一同「「「「「うっ!」」」」」
「…」
花「、、目を覚ますんだ、!」
花京院がの頬をぺちぺちと叩きながら言った。
「ん、んん…ご、ごめんなさい!私、気失っちゃってた……承太郎!承太郎は!?」
花「奥歯に閉じ込められてしまった!」
その時バン!と酸素ボンベが破裂する音がした。
一同「「「「「「承太郎!!」」」」」」
ポ「じょ、承太郎が歯ですりつぶされた!」
「いや…いやだよ…そんなの…いや…承太郎…承太郎!!!」
は目に涙を浮かべた。
花「う、嘘だ…」
ジョ「じょ、承太郎…」
ア「くっ…間に合わなかったのか…」
ジョ「あ…あぁ…」
するとかすかな声が聞こえた。
ジョ「うん?いや待て、何か聞こえるぞ!」
ア「遠くから聞こえるような」
花「だんだん近づいてくるような」
ポ「こ…この声は!」
「承太郎!!!歯の中から聞こえる!」
は笑顔になった。
ジョ「おおっ、みんな!身をかがめろ!」
ポ「えっ?」
花京院はを庇うようにかがんだ。
すると歯の中から承太郎がオラオラしながら、歯を砕きながら出てきた。
承「オラオラオラオラ…」
ポ「ダイヤと同じ硬さなのに、歯を掘ってでてきた!」
ジョ「オーマイゴッド!ついでに、ヒィー!他の歯もへし折ってるぞ!」
花「全く」
ア「相変わらず凄まじいスタンド能力だ」
「よかった…」
承「おい、みんな、このまま外へ出るぜ」
スタープラチナはついに全ての歯をへし折った。
そして皆はついに海岸へ上陸した。
そこにはハイプリエステスの本体のミドラーらしき者が倒れていた。
「承太郎、怪我は?」
承「大したことねぇ」
「ならいいけど…すごく心配したんだよ、でも無事で良かった」
は少し眉を下げながら笑って言った。
承「そうか…ありがとよ」
ジョ「先を急ぐぞ」
ジョセフのその声かけで一向は海岸を歩き出した。