第30章 花①サウジアラビア
花「ジョースターさん、ポルナレフ、、今のを見ましたか?やはりこの赤ん坊普通じゃあない!今サソリを殺したんです!あっという間に、ピンを使って串刺しにしたんです!」
承「ん?」
ポ「んん?」
ジョ「うん?」
「???何を言ってるの?花京院」
花「この赤ん坊は普通じゃあない!一歳にもなっていないのに、さそりのことを知っていて、そしてその小さな手で殺したんだ!」
ジョ「サソリ!?どこに?」
花「ここです!」
ジョセフは赤ん坊を抱き上げ、花京院はカゴの中を探した。
しかし、サソリの死骸は見つからなかった。
花「どこに隠した!?服の中か!?」
花京院はジョセフが抱いている赤ん坊を引っ張った。
「花京院…どうしちゃったの…?赤ちゃん怖がっちゃうよ…」
ジョ「花京院もういい、やめなさい」
ジョセフはそういうと、に赤ちゃんを渡した。
花「…ジョースターさん…」
ジョ「さっきも言ったが君は疲れている。明日の朝、また落ち着いて話をしようじゃあないか」
ポルナレフは酷いやつというような目で花京院を見て、は大丈夫だよと赤ん坊をあやしていた。
しかし承太郎だけは赤ん坊を少し怪しんでいた。
そしてが抱っこし、ジョセフがベビーフードをあげようとした時、花京院がそのベビーフードを弾き飛ばした。
花「今僕は確信した!どこにサソリの死体を隠したのかは知らないが、そいつはスタンド使いなんだ!そしてそのことを証明するものが僕にはある!」
そういうと花京院は自分の腕を見せた。
花「見てください、この腕の傷を!この文字を!これは警告なんです。きっと夢の中でついた傷なんだ!」
承「花京院、その腕の傷は自分で切ったのか?」
花「えっ…」
ポ「えっ、か…花京院…お前ついに…」
ジョ「オーマイゴッド…」
「…」
花「こうなったらやむを得ん!強硬手段だ!ハイエロファントグリーン!」
「花京院!!」
花京院は赤ん坊に向かってハイエロファントを出した。
しかし、ポルナレフに当て身を喰らったことで、それは叶わなかった。