第4章 旅立ち
「うん。」
遊「…僕も一緒には行けないの?」
「……ごめん。一緒には連れて行けない…」
遊「…そうだよね、分かってたよ。わがまま言ってごめんなさい。行ってきてよ、お姉ちゃん。みんなと一緒に。僕ちゃんと待ってるからさ。悪い奴らを倒してきて!!」
涙を堪えて一生懸命言う遊に皆胸を打たれた。
「ごめん、ごめんね遊。ごめん、寂しい思いばかりさせてごめん…」
は遊を抱きしめ泣きながら言った。
遊「うん!大丈夫!だけどお姉ちゃん約束して。悪い奴らを倒して、絶対に帰ってくるって。絶対に僕を迎えにくるって。約束して。」
「…分かった。約束する。絶対帰ってくる。迎えにくる。1人にはさせない。約束するよ。」
2人のやり取りにジョセフはおめおめと涙をながし、アブドゥルも目に涙を溜めていた。承太郎と花京院は絶対にを守らなければと決心をしていた。
ジョ「時間がない!すぐにも出発じゃ!」
ホリィと遊はスピードワゴン財団に任せ、出発前に承太郎のスタンドの名はスタープラチナに決まった。
ジョ「よし、出発するぞ!」
バーーン!
5人揃うとまるでそのような音が鳴ったかのようだった。
そして一行は飛行機に乗り、旅立った。