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ジョジョと奇妙な冒険ーSCー<分岐あり>

第29章 花①メサイア


は威勢よく返事をしたもののそれから3巡目くらいになると

「…スゥ…スゥ…」

コクンコクンと首を上下にしていた。

花「、…」

ポ「完全に寝たなこりゃ」

花「じじは何だったんです?」

承「ハートの3だ」

花京院はの手札を取って見た。

花「持ってますね。逆に寝てしまってよかったんではないですか?」

承「そうかもしれないな」

ポ「きっとまた不満気な顔をしていたんだろうな」

3人とも優しい顔で微笑みながら言った。
その時だった。

ガクンッ!

花、承、ポ「「!?」」

が後ろに倒れそうになったのを花京院が支えた。

「ん……スゥ…スゥ…」
は一度顔をしかめると、また規則的な寝息を立てた。

花「ふぅ…」

ポ「で、どうするんだ?」

花「何がですか?」

ポ「だよ。ここで寝かせんのか?ここにベッドは2つしかないんだぜ?」

花「そうですね…ですが、この状態でを起こして部屋に戻すのも可哀想です」

ポ「俺は男と寝る趣味はねぇからな。となら寝てもいいぜ?」
ポルナレフは口角をニヤリと上げながら言った。

ポ「あ、承太郎が運べばいいんじゃあねぇか?」

承「おそらく運んでいる間に起きちまうだろうよ、抱えて運ぶとかなり揺れるからな」

花「…仕方ありませんね、僕が床で寝ます」

ポ「はぁ!?花京院、お前マジに言ってんのか!?」

花「大きい声を出さないでください。が起きちゃうでしょう」

ポ「そこは、では僕が一緒に寝ましょう、だろ!」

承太郎は思った。いらんことを言うな、と。

花「が僕のことをどう思っているか分からないのに、そんなことはできない」

承「やはりどっかのポルナレフとは違うな、花京院は」

花「まぁな」

ポ「ひどいぜ2人してよ…」

すると花京院はをそっと自分のベッドに下ろして、布団をかけた。
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