第28章 承①2人の時間
1ヶ月後、3人はアメリカへと旅立っていった。
そして今日はついに2人の結婚式だ。
コンコンッ
「はい?」
遊「僕だよ、入ってもいい?」
「いいよ」
ちょうどの準備が終わったところだった。
ガチャッ
遊「うわぁ…」
「どう?」
遊「お姉ちゃん…お姫様みたいだ…」
「ふふふ、ありがとう」
するとそこへ承太郎がやってきた。
承「おい、そろそろ……あっ…」
承太郎はを見て言葉を失った。
「どう…かな…?似合ってる…?」
承「あぁ…見違えたぜ…綺麗だ」
「ありがとう…」
承太郎が素直に綺麗だなどと言うと思っていなかったので、は顔を真っ赤にした。純白のウェディングドレスが赤さをさらに引き立たせる。
承「そろそろ行くぞ」
いよいよ式が始まった。
まずは牧師の挨拶から始まった。
牧師「では、新郎入場」
承太郎が真っ白なタキシードに身を包み、トレードマークの帽子を脱いで会場に入ってきた。
パチパチパチ
ポ「やっぱ承太郎は様になるな」
花「そうですね」
承太郎は聖壇前に着いた。
牧師「続いて、新婦入場」
パチパチパチパチ
ポ「の父親はもういねぇだろう…1人で歩いてくるのか?」
花「相変わらず勘が悪いですね、ポルナレフは。1人重要な人物が見当たらないでしょう?」
ポ「あぁ?重要な人物?一体誰が…はっ!!まさか!!」
花「はい、そのまさかですよ、ほら、来ましたよ」
2人の視線の先には、純白のウエディングドレスに包まれたと、その隣を歩くジョセフの姿があった。
ポ「ジョースターさんとか…!花京院…俺もう泣きそう…」
花「本当に綺麗ですね。きっとこんな最高な結婚式はもう二度と出れないだろうな」
承太郎はジョセフからの手を受け取り、二人で聖壇へと向かった。
全員で讃美歌を歌い、牧師の聖書朗読が終わった。