第4章 旅立ち
翌朝、遊のことはまたホリィが送ってくれると言ったので、承太郎とは共に家をでた。花京院は学校を休むらしい。
承「今日こそは真面目に学校に行くぜ」
「私も学校ふけるなんてはじめてだったよ」
承「本当に怪我はねぇのか?」
「うん、ないよ」
承「そうか。…妙だな」
(いつもなら、行ってらっしゃいのキスをしにくるはずなんだが)
「どうしたの?承太郎」
承「ん?いや、ちょっとな、待ってろ」
「え、あ、うん、わかった」
承太郎は家の中へと戻っていった。
一方その頃家の中では、アブドゥルがホリィが倒れているのを発見し、抱えていた。
ホリィにはスタンドが発現していた。しかし、おっとりし温厚なホリィにはスタンドは物に出来なかったのだ。いつかはスタンドに取り込まれ、死んでしまう。
その様子を後ろから承太郎とジョセフが見ていた。
ジョ「ホリィ…」
承「チッ。」
ジョ「うぉぉぉぉぉ!」
ガンッ!!
ジョセフは承太郎の胸ぐらを掴んだ。
ジョ「わしの…わしの最も恐れていたことが起こりよった…娘にスタンドが…ディオの呪縛に逆らえないんじゃあないかと思っておった…うぅぅ」
「承太郎?なにして…何してるんですか!?おじいちゃん!?」
先程承太郎が打ち付けられた音を聞いて、がやって来た。
承太郎はジョセフの手を外させ言った。
承「言え。対策を!」
「ホリィさん!?大丈夫ですか!?」
はホリィが倒れているのに気づき、アブドゥルとホリィのそばに駆け寄った。
ジョ「一つ。ディオを見つけ出すことだ。ディオを殺し、この呪縛を解くこと。それしかない!」
3人はホリィを寝かせ、話し合った。はその様子を見ていた。
ジョ「しかし、何度も念写しているが、いつも奴は闇の中にいて居所が分からん」
そこには今までジョセフがハーミットパープルで念写したディオの写真がずらりと並べられていた。
ア「これまでもさまざまな手段を試したが、この闇までは解析できなかった。」
承「おい、それを早く言わねぇか。」
すると承太郎は