第25章 承①ザ・ワールド
デ「ならばしょうがない、ふっ。死ぬしかないな、ポルナレフ、」
ポ「それがザ・ワールドか!来い!」
デ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
地響きがすると壁が壊され、承太郎、花京院、ジョセフが現れた。
ポ「ジョ…ジョースターさん!」
「承太郎!!花京院!」
ジョ「安心するんじゃ、ポルナレフ」
は承太郎のそばに駆け寄り、思い切り抱きついた。
「無事でよかった…」
承「遅くなって悪かったな。怪我は…頭から血が流れている」
承太郎は抱きついてきたの頭を撫で、顔を見ながら言った。
「かすり傷だよ、平気」
デ「はぁ」
ディオはため息をつくと消えた。
一同「ディオ!」
ジョ「今のがディオだな!追うぞ!」
ジョセフと花京院と承太郎は階段を駆け上がった。
ポ「やつを追う前に言っておく!俺は今やつのスタンドほんのちょっぴりだが体験した。い…いや、体験したと言うよりは全く理解を超えていたのだが…あ…ありのまま今起こったことを話すぜ。俺は奴の前で階段を上っていたと思ったら、いつの間にか降りていた。な…何を言っているのかわからないと思うが…俺も何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
承「アブドゥルとイギーは」
ジョ、花「「んん」」
ポ「んっ…」
「くっ…」
もポルナレフの隣で拳を握った。
ポ「こ…ここまでは来れなかった…俺を助ける…ために…」
「ポルナレフだけじゃあない…私のことも、2人は助けてくれた…」
ジョ「そうか…」
花「スゥーッ、ジョースターさん、日が沈みかけています。急がないと…」
ジョ「そうだな…」
花京院はヌケサクを床に叩きつけた。
ヌ「ひぃ!」
花「おい、ヌケサク、この階の上はどうなっている?」
ヌ「と…塔です…てっぺんに部屋が1つあります。ディオ様はいつも昼間そこに…」
花「その塔に他に階段はあるのか?」
ヌ「な…ないです、これ一つだけです」
花「よし、案内しろ」
一同はヌケサクについていった。