第25章 承①ザ・ワールド
ヴ「あっ…」
ヴァニラアイスは粉微塵になって消滅した。
「あぁ…」
は頭を抑え、ふらついた。
ポ「」
ポルナレフが抱き止めた。
「ポルナレフ…私…もしかしてまた怒りに飲まれて…」
ポ「あぁ」
ヴァニラアイスの灰が散っていく際、2人にはそれがアブドゥルとイギーの姿のように見えた。
ポ「あっ…」
「イギー…アブドゥルさん…」
ポ「泣いている暇はねぇぞ、」
「ぐすっ…分かってる。行こう、ポルナレフ」
アインガードでポルナレフの傷を治すと、2人はディオのある上階へと向かって行った。
ポ「イギー…アブドゥル…」
少し登ったところで、ポルナレフが下の階を振り向いてつぶやいた。
すると少し先に進んでいたが震える声でポルナレフを呼んだ。
「ポ…ポ…ポルナレフ…」
ポ「うん?どうし…あっ…!!」
2人の視線の先にはディオがいた。
デ「フン、ポルナレフか、久しぶりだな。、君も待っていたよ」
ポ「ディオ、お出ましかい」
「はぁ…はぁ…」
ポ「ついに会えたな、ディオ」
ディオは拍手をした。
デ「おめでとうポルナレフ。妹の仇は討てたし、極東からの旅もまた無事ここにたどり着いたと言うわけだ」
ポ「けっ、祝いに何かくれるっううなら、てめえの命をもらってやるぜ」
「はぁ…はぁ…これが…ディオ…」
デ「、そんなに怖がることはない、君には私のそばにいて、その不思議な力私に分け与えてもらいたいのだよ。悪いようにはしない」
「はぁ…はぁ…」
ポ「に手を出すんじゃあねぇ」
デ「はははは、いなくなった兄貴気取り、亡くなった妹の穴埋めのつもりかい?」
ポ「てめぇ…」
デ「1つチャンスをやろう、その階段を2段降りろ。再び私の仲間にしてやる。逆に死にたければ、足を上げて階段を登れ」
ポ「俺はお前に会ったとき、心の底までお前の恐怖の呪縛と巨大な悪なら屈服した。あの時、俺は負け犬としての人生を歩み始めたわけだ。死よりも恐ろしいぜ。てめえに利用されることへの欲求だけの人生なんてな!」
ポルナレフは鼻をかんだ。