第3章 花京院典明
花「僕と同い年なのか…。ならタメ口で話そう。僕の自己紹介はもう済んでいるよね?僕のことは好きに呼ぶといい。」
「そうなんだ!じゃあ花京院て呼ぶね!花京院も承太郎も同い年とは思えないほど落ち着いてるよね。」
花「そうかい?も同年代の女の子より大人に見えるよ。」
「え?ふふ、そうかな?」
は照れ笑いしながら言った。
花「う、うん…はいつからスタンドが使えるんだい?」
花京院もまた頬を赤くしながら聞いた。
「物心ついた時から見えてたよ。それで小さい時遊び相手が欲しくなるとアインガードを出してたの」
花「そうなのか、君のスタンド能力はどんな…」
どんな能力なのか、そう聞こうとしたとき
ガラッ!
遊「お姉ちゃーん!」
遊が飛び込むように入ってきて、の背中に抱きついた。
「おおっ…どうしたの?」
遊「ホリィさんがちゃんどうしたのかしら?って言ってたから呼びにきた!」
花「えっと…この子は…」
「あ、私の弟なの。ほら遊、このお兄さんにちゃんと挨拶して」
遊「はい!初めまして!僕は守谷遊です!5歳です!お兄ちゃんは誰??」
遊はそう言うと花京院の布団にずかずかと上り顔を覗き込んだ。
「ちょっと!まだそのお兄ちゃん怪我してるんだから!だめだよ!」
花「ははっ、大丈夫だよ。僕は花京院典明。好きなように呼んでくれて構わないよ。」
そう言って花京院は遊を自分の膝に座らせた。
遊「遊んでくれるー?」
花「もちろん。」
遊「やったー!また遊んでくれる人が増えた!!毎日こうだったらいいのにな」
花「??」
「…。ほら遊、そろそろ降りて。遊は承太郎兄ちゃん呼んできて!お姉ちゃん先にこのお盆持って戻ってるから」
遊「はーい!」
遊そのまま部屋を出て走って承太郎を呼びに行った。
花「元気のいい素直な子だね」
「元気が良すぎる時もあるんだけどね。花京院は自分のペースでゆっくりきて大丈夫だから。私先に行ってるね。」
花「分かった。ありがとう」
するとは部屋を出た。