第24章 承①アトゥム神・ヴァニラアイス

承「あっ…」

承太郎が出そうとしたのは左ストレートだった。

一同「あっ…！」

ttdス「第一撃はまず左腕のパンチ、かけよう」

「そんな…どうして分かるの…」

ポ「なんでもいい！お前のパワーで殴れば同じことだ！やっちまえ！早く打て！承太郎！」

スタープラチナ(以下スター)「オラァ！」

スタープラチナが殴ったが、ダービー弟のスタンドはそれを避けた。

ジョ「な…なに！？よ…よけた…」

ポ「なんてスピードだ…」

ア「バカな…」

「スタープラチナの攻撃を避けるなんて…」

承「ううっ…」

ttd「フン、ハハハッ、残念残念。今の賭けは私の負けでございましたな。私も兄と同じで賭けは好きなのですが、どうも弱くて、ハハハッ」

スタープラチナの腕がダービー弟のスタンドに掴まれてしまった。

ttd「お詫びにとっておきの世界へお連れしましょう」

承「ううっ！なにっ！穴！」

承太郎の下に穴が開き、落ちてしまった。

「承太郎！！」

ア「しまった！やはりワナか！」

ジョ「承太郎ー！承太郎が穴に落ちる！」

ジョセフと花京院はそれぞれスタンドを出し、承太郎の腕を掴んだ。

ジョ「引っ張り出すんだ！」

ジョ、花「「うっ、うう…」」

すると穴からダービー弟が出てきた。

ジョ、花「「！？」」

ttd「しょうがない、あなた方もお入り下さい」

ジョ、花「「うぉっ！」」

「おじいちゃん！花京院！」

ポ「ジョースターさん！花京院！」

ア「待て！追うのは危険だ！」
アブドゥルはとポルナレフを必死に止めた。
すると穴が閉じる直前、ジョセフの声が響いた。

ジョ「アブドゥル！聞こえるか！？10分たってわしらから何の合図もなければ、館に火を放て！いいな！？アブドゥル！！」

ア、ポ「「ジョースターさーん！！」」

「おじいちゃん！！」

穴はそのまま消えてしまった。

「そ、そんな…承太郎も、花京院も、おじいちゃんもいなくなっちゃうなんて…」

ポ「火を放てって…」

「でもそれじゃあギリ生きていたとしても、殺してしまうってことになるんじゃあ…そんなことしませんよね？アブドゥルさん」