第24章 承①アトゥム神・ヴァニラアイス
ジョセフ(ホリィを救うため、必ず目的を果たす)
花(の家族とホリィさんのため、そして自らの心の弱さを克服するため、必ずディオを打倒する)
ア(この世には栄えてはならぬ必ず滅ぼさねばならない悪がある)
ポ(肉の芽で自分を操り、正義にもとる行いをさせたディオに必ず報いを受けさせる)
イ(自分が理不尽な目に合うのは全てディオという野郎が原因だ、ならば、ひどい目にあわされた借りは必ず返す)
(ディオを倒して、父さん母さん、そして兄さんの屈辱を必ず果たす!遊とホリィさんは何としても守ってみせる!)
承「つまり、ここでディオをぶっ倒せば、全て丸く収まるってわけだ」
ジョ「いる!この感覚は間違いなくやつだ!やつは今この館の中にいる!」
ア「我々の旅は…」
ポ「ついに終点を迎えたわけだ…」
ジョ「覚悟はいいな!」
一同「うん」
イ(門の扉が開いている…簡単に入れるぞ、昨日は閉じていたのに…)
皆館の敷地に足を踏み入れた。
ジョ「わしに奴の存在がわかるように、奴のほうもわしの到着に気がついている…うっかりこの館に入るのは…敵の胃袋に飲み込まれるようなもの…さて…どうしたものか…」
ガチャッ
館の扉が開いた。
一同「あっ…!」
ジョ「扉が開いたぞ!気を付けろ!」
ジョセフが皆の方を向いて頷いた。
それを合図に皆扉へと向かっていった。
しかし、だけがついてこなかった。
承「どうした」
「行く、今行く…だけど…何でかわからないけど…足が震えて…動かないの…」
花「承太郎」
承「うん」
花京院と承太郎が目を合わせると、承太郎はの方へ向かった。
承「」
「ご、ごめん…今行く、今行くから…待って…」
承太郎はの肩に手を触れた。
承「あっ…」
承太郎は驚いた。の体は今までにないほど震えていたから。
「ご、ごめん…」
承「終わるまで待っていてもいい」
「…え…?」
承「これから今までのレベルを遥かに超える戦いをするんだ。怖くて当然だ。女で、温和な性格のなら尚更だろう。」
「そ、そんな…」