第23章 承①ホルス神
2人は立ち並ぶ店を見て回った。
承太郎の目にが好きそうな雑貨屋が入った。
そしてがつけている髪飾りを見てから
承「入るか?」
雑貨屋を指差しながら言った。
「うん!」
は喜んでその店に入っていった。
「わぁ、このお店も可愛いものがたくさんある…」
承「ふっ」
興奮するをみて、承太郎はあまりのかわいさに笑ってしまった。
「なに??」
承「いや別に」
「何で笑ったのよ」
承「なんでもねぇ、なんか気に入ったもんは見つかったのか」
「全部可愛い」
承「じゃあ全部買ってやる」
「え?え?え???」
承「おい、そこの…」
「いや、うそうそうそ、なにもいらないよ…」
は承太郎を止めた。
承「買ってやる、全部良いんだろ?なら全部買ってやる」
「いやそれはちょっとね…じゃあわかった、一つだけ選ぶからそれ買って?承太郎」
承「…あぁ」
承太郎はからおねだりされたら何でもしてしまいそうだから、今後気をつけなければと思った。
「んー、これもいいし、あれもいいし…」
は散々迷った挙句やっと、決めた。
「決めた!これにする!」
が選んで承太郎のところへ持ってきたのは星形のピアスだった。
承「これだけでいいのか?」
「これがいいの。だって、"スター"プラチナに、"星"形のあざ。これずっと付けてれば、承太郎がそばにいてくれてる感じがするから」(ニコニコ)
承「…やれやれ…」
承太郎はこの時への愛しさが爆発するような気がした。
承太郎はにピアスを買って、はそれをつけて3人の元へと戻った。時間は1時間ほどだった。
ポ「お、戻ってきたぞ」
「戻りました、ありがとうございます、おじいちゃん」
ジョ「いいんだよ、楽しかったか?」
「はい!とっても!」
ア「何か買ったのか?」