第21章 承①オシリス神
ジョ「う…うぅ…」
ア「あ…悪魔だこの男…」
承「こいつ、一人一人俺たちを…」
「ラバーソールの時のように、アインガードで守って戦うわけにもいかない…」
djd「どうするんです?ビビって帰ってもいいんですよ?そのポルナレフを置いてね。ふふふふふ、まっ、一杯やりながらよーく考えてください。チョコレートはどうです?」
ダービーは余裕そうにチョコレートを取り出した。
するとジョセフがダービーの元にツカツカと歩いて行った。
、承、ア「「「ん?」」」
ジョセフはテーブルの上のものを手で薙ぎ払った。
djd「うん?」
ア「おっ…」
ジョ「ふん!」
ジョセフはテーブルにコップを置くと酒をなみなみにそそいだ。
djd「うん?」
ア「ジョ、ジョースターさん、何をするつもりなんです?」
ジョ「表面張力というのを知っているかね?バービー君」
djd「ダービーです。私の名はダービー。あふれるようであふれない力のことだろ?何をしようと言うのかね?」
ジョ「ルールは簡単。このグラスの中にコインを交代で入れてゆく。酒が溢れた方が負けじゃ」
「おじいちゃん!」
承「おいジジイ!」
ア「ま…まさかジョースターさん!」
ジョ「賭けよう!わしの魂を!」
djd「グッド」
ア「なんですってぇー!?バカな!や…やめてください!こいつはイカサマ師なんですよ!?」
ジョ「イカサマはさせん!この賭けの方法はわしが決めたのだ、承太郎、イカサマを見張ってろ」
djd「オーケー、いいでしょう、この賭け受けましょう。だがその前に。コインとグラスを調べてもかまいませんかねぇ?」
ジョ「当然の権利だ。君にもイカサマを調べる権利がある」
「そ、そんな…触らせるのは危ないんじゃ…」
djd「ふん、ふん」
ダービーは念入りにグラスとコインを調べた。
ジョ「1つ、君が負けたらポルナレフを必ず返してくれるという保証は?」
djd「私はばくち打ちだ。誇りがある。負けたものは必ず払います。負けんがね」
ダービーは満足したのかグラスを置いた。
「承太郎何か見えた?」
承「いいや、なにかあったか」
「グラスを触ってからのあの自信。怪しい…」
ジョ「いいだろ、君からだ。コインを入れたまえ」