第21章 承①オシリス神
ポルナレフの魂がコインへと変えられた。
djd「これがポルナレフの魂だ。早くも1人ディオ様の邪魔者を消してやったことになる。マヌケなやつだったがな」
ア「ううっ」
djd「遅れたが自己紹介しよう。私の名はダービー。D’ARBY。Dの上にダッシュがつく」
ダービーの自己紹介が終わると猫がダービーの肩に乗ってきた。
承、ジョ「「ええっ!?」」
ア「ああっ!」
djd「ところでこいつは私の猫さ」
ア「き…貴様!」
アブドゥルがダービーの胸ぐらを掴んだ。
ア「ふざけるな!賭けだと?イカサマのくせに!」
djd「イカサマ?いいですか?イカサマを見抜けなかったのは見抜けない人間の敗北なのです」
ア「うううっ」
djd「私はね、賭けとは人間関係と同じ騙し合いの関係と考えています。泣いた人間の敗北なのですよ」
ア「くっ」
「アブドゥル落ち着いて。ポルナレフは死んでいない」
皆んなにの落ち着いた声が聞こえた。
ア「なにっ!?」
ジョ「脈がないんだぞ!」
承「もう死んでいたら流石のアインガードでも…」
「怪我じゃあないからアインガードでも治せない。でもさっき、こいつは承太郎に俺を殺したらポルナレフの魂も死ぬと言っていた。ということはポルナレフは魂を抜かれたから脈が止まっているだけで、死んではいない。あの魂を取り戻せば、ポルナレフは息を吹き返す。」
ジョ「ならこちらもスタンドを使って…」
「スタンドを使って間違って死んだり怪我でもしたら、ポルナレフの魂がどうなるかわからない。確実に無傷で取り戻す方法はただ一つ。あいつに賭けで勝つこと。だよ。」
djd「お嬢さんは女で1番若いのに、1番よくわかっているじゃあないか。ディオ様がそばに置きたくなる気持ちもわかるな」
承「なにっ」
ア「いいか?貴様はそのまま無事で帰ることはできない!」
するとダービーはアブドゥルと同じセリフを言った男との昔話を始め、コインのコレクションを見せてきた。その男の家族のコインも。
djd「ポルナレフの魂を取り戻したければ続けるしかないんですよ?私との賭けをね」