第3章 花京院典明
「違う!あなたが傷付けたからよ!承太郎は助けようとした!それなのにあなたが先生のことを傷つけた!承太郎のせいなんかじゃない!」
花「おとなしく殺されていればこの女医は無傷で済んだものを。」
「あなたがおとなしく先生から緑のを出していれば先生は傷つかずに済んだわ!!」
承太郎は立ち上がった。
花「立ち上がる気か?だがそれはただ打たれるだけにのみ立ち上がったのだ」
承「この空条承太郎はいわゆる不良のレッテルを貼られている。喧嘩の相手を必要以上にぶちのめし、料金以下の不味い飯を食わせるレストランには料金を払わねぇなんてのはしょっちゅうよ。だが、こんな俺にも吐き気のする悪はわかる。悪とは、てめぇ自身のためだけに弱者を利用し、踏みつけるやつのことだ!ましてや女を!そしてを!貴様がやったのはそれだ!ああんっ!?」
「承太郎…」
承「おめぇのスタンドは被害者自身にも法律に見えねぇし分からねぇ。だから、俺が裁く!」
花「悪?それは違うな。悪とは敗者のこと、正義とは勝者のこと、生き残ったもののことだ!過程は問題じゃあない!負けたやつが悪なのだ!」
そこから花京院と承太郎2人の戦いが繰り広げられた。
承「なに?敗者が悪?それじゃあやっぱり…てめぇのことじゃあねぇか!オラオラオラオラ…オラァ!!」
承太郎が花京院にとどめをさした瞬間、爆発したかのように窓ガラスが割れた。
「きゃああ!!」
アインガードはを覆うようにして守った。
こうして花京院との戦いは終わった。
承「、大丈夫か?怪我は?」
承太郎は真っ先にのところに向かい、手を差し出した。
「大丈夫だよ、でも先生とアインガードが…」
アインガードはまたスッといなくなった。
「あっ…」
承太郎は先生の様子を見て言った。
承「こいつは手当てすれば助かる」
リリリリリン
学校の非常ベルが鳴った
承「今日は学校をふけるぞ、来い」
承太郎は花京院を抱え、窓から飛び出した。
「え、私も?」
承「当たり前だろ、だけここに残る気か?ほらよ」
窓から出ようとするにもう一度手を差し出した。
「それもそっか!」