第3章 花京院典明
承「貴様をジジイのところへ連れて行く。お前にとても会いたいだろうよ。俺もディオという男に興味あるしな」
「ディオ?さっきからなんなの…?二人とも訳わからない事ばかり…」
すると花京院が窓を閉め、スタンドの手から緑色の液体を出していた。
承「な、なんだ…?」
「なにあれ…?」
花「言ったはずだ、ジョジョ、後悔することになると。くらえ!我がスタンド、ハイエロファントグリーンの…」
承「妙な動きをするんじゃあねぇ!」
「なに?なんなの?一体…」
花「エメラルドスプラッシュ!!」
承「!!」
「きゃあああ!」
承太郎は咄嗟にを庇い抱えながら共に吹っ飛んだ。
しかし、打ち付けた衝撃による傷はあるものの、エメラルドスプラッシュによる怪我は全くなかった。
承「…大丈夫か…?」
「私は平気!それより承太郎!アインガード!2人とも大丈夫!?」
承太郎が驚いて見るとそこには傷だらけのアインガードがいた。
承「!?!お前本当に無事なのか!?怪我はねぇのか!?」
「うん!私は大丈夫、でもアインガードが…」
するとアインガードは大丈夫とでもいうように片手を上げて立ち上がり花京院の方を向いた。まるで背中に2人を庇うように。
花「その女もスタンド使いなのか?まぁいい。どうだ?私のスタンドは。エメラルドスプラッシュで貴様らのスタンドを貫いた。よって内臓はズタボロよ。そしてその女医も!」
先生が血を吹き出して倒れた。
「先生!!」
が先生の元へと駆け寄った。
承「な…なに?スタンドは確かに取り除いた…はずだ」
花「言ったはずだ、僕のスタンドに攻撃を仕掛けることはその女医を傷つけることだと。私のスタンドは貴様らのより遠くまで行けるが広いところは嫌いでね、必ず何かの中に潜みたがるんだ。引き摺り出すと怒ってしまう。だから出る時内部を傷つけてやったのだ。お前が悪いのだジョジョ。お前の責任だ。お前のせいだ。お前がやったのだ!」