第19章 承①アヌビス神とバステト女神
承「はぁ、ジジイ、まだか?」
「遅いね」
ポ「そうだなぁ、迎えに行ったアブドゥルも帰ってこねぇなぁ…はっ!まさか!」
「??」
ポ「俺たちに内緒で…」
承「ああ?」
ポ「超デリシャスなもん食いに行っちまったのか!?」
「羨ましいよ、ポルナレフのそういう考え方」
承「はぁ、どうせトイレが長引いてるとかだろうよ。あと5分待って来なけりゃ捜しにいきゃあいい」
と承太郎はポルナレフに少し呆れた。
ポ「あぁ、トイレね、ありそうだなぁ。そういや、このホテルのトイレはキレイだったなぁ」
「ポルナレフはトイレネタ担当だもんね」
はケラケラと笑いながら言った。
ポ「そんなの担当になった覚えはねぇ!」
そこから2、3分経っただろか。はぁ
3人が待っていると町の人が線路が切られたと言って走っていった。
ポ「線路が切られたぁ?ひでぇことする奴もいるもんだなぁ」
「んね」
ポ「一体何の意味があってやってるんだ?バカなのか?はぁ…承太郎、、俺は思うんだ。そういうやつは因果応報で自分もひどい目に遭うと決まってるぜぇ」
「そうだといいね」
承「ふぅ…」
そして先ほどよりちょうど5分経とうとしていた。
ポ「おせぇなぁ…何やってんだ?女の身支度より遅いんじゃあないの?」
「女の人は男の人より準備多いんだからしょうがないよ」
承「そろそろ9時か」
もポルナレフも承太郎の方を見た。
承「敵と遭遇しているのかもしれん」
ポ「ちょいと見に行った方がいいかな」
承「ああ、やれやれだがな」
3人は歩き出した。
ポ「来い、イギー」
イ「がるるる!がうがう!」
イギーも唸りながら着いてきた。
ポ「分かった分かった、腹減ってんだろ?俺もだよ」
そして3人の後ろ姿を敵が見ていたことはまだ誰も知らなかった。