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ジョジョと奇妙な冒険ーSCー<分岐あり>

第19章 承①アヌビス神とバステト女神


一行はホテルを決め、そこに滞在することにした。
4部屋しか空いていなかったので、ジョセフとアブドゥルを相部屋にし、他はそれぞれ部屋を取った。
その夜の話である。

コンコンッ

承「ん?誰だ」

「私、だよ」
は承太郎の部屋へとやってきた。

ガチャッ

承「どうした」

「少し話せる?」

承「あぁ、入れ」
承太郎はを部屋に招き入れた。

がどこに座ろうかとキョロキョロしていると

承「座れ」
承太郎がベッドに腰掛け、隣をポンポンと叩いた。

「あ、うん」
も承太郎の隣に腰掛けた。

承「なにかあったか」

「あぁ…いや、その…」

承「うん?」

「この前承太郎が大変な時に、大切なこと伝えちゃったなと思って、ちゃんと伝えにきたの」

承「そうか」

「承太郎」

承「おう」

「私も承太郎が好き。もし旅が終わって、2人とも無事でいられたらその時は私と一緒に…!?」

は驚いた。前にされたのと同じように唇に承太郎の人差し指が置かれたから。

承「その先は男の俺から言わせろ」

「…」

承「この旅を終えたら…いや、今からだ。今から、これからは、俺と一緒に歩んでいってくれ」

「…ぐすっ…いいよ!」
は承太郎に思い切り抱きつき、言った。

「私からもよろしく!!」

承「おう。は2人とも無事でいられたらと言ったが、無事で終える。俺は負けねぇし、も俺が守る。だから今からだ。いいな」

「うん…ありがとう、承太郎」

は少し体を離し、承太郎と見つめ合った。
するとどちらからともなく、自然と唇を引き寄せ合った。

チュッ

「ふふ」

承「照れるんじゃあねぇぜ」

「大好きだよ、承太郎」

承「!?…やれやれ、知らねぇからな」

承太郎はに深いキスを落とした。
しかしその続きは旅が終わったらすると約束し、その日2人は一つのベッドで眠りについた。




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