第18章 承①トト神とクヌム神
ポ「えー、まじ?」
ジョ「まじだ。おい、紅茶を取り消してコーラにするよ」
店員「コーラ!?!?」
「ん?」
承「そうだ、どうかしたか」
店員「い…いいえ、はい、コーラですね、コーラ4本ですね」
ジョ「そうだ、栓はテーブルで抜くからいいぞ。それに冷蔵庫の右から3番目と4番目と5番目と6番目のコーラを指定する」
「なるほど…」
店員がコーラを用意していると他の客が文句を言い出した。
客「おい主人ちょっと!このコーラ、全然冷えてねぇぞ!この店は生ぬるいコーラを出すのか?金は払わねーぜ馬鹿野郎!」
客はそのまま出て行ってしまった。
ジョ「おい待て!コーラ冷えてないのか?」
店員「れ…冷蔵庫が壊れちまってました…」
ポ「少し神経質すぎるぜ…例えば仮にあの主人が敵だとして、俺たちに毒を盛ろうとしているとしよう。俺たちがどうしてこの店に入るとわかる?この町にはこんなにたくさん店があるのに、選んだのはとこの俺だ。一軒しかないならともかく、何軒もあるぜ」
ジョ「用心に越した事はないと言っているだけだ」
ポ「そんなにこだわるなら、店を変えよう。向かい側の店に移ろうぜ」
ジョ「うん…」
「…」
承「はここが良かったか?」
「う、ううん!そんなことないよ!」
皆向かい側の店に移ろうとすると、そこでは火事が起きていた。
「あ…」
ジョ「おい、主人!やっぱり紅茶4つでいいや」
向かいの店の火事の原因はゴミのところに捨てられたタバコだったらしい。
一行のところに紅茶が運ばれようやく少し落ち着いたので話をした。
ポ「しかし、タバコをゴミのところに捨てるなんて、悪い奴もいたもんだぜ」
「ポルナレフも気をつけてね」
ポ「俺はそんなことはしねーよ、それよりと承太郎、お前ら何かあったのか?」
「え!?!!?」
承「なにも」
「う、うん、何もないよ…」
ポ「うーん、そうか」
そしてみんなが紅茶に口をつけ始めた。