第17章 承①エジプト
「おじいちゃん…ごめんなさい…」
ジョ「分かったならいい。もう二度と言うんじゃあない」
「はい…」
そして車も直し、日も暮れたので承太郎とイギーを迎えに行った。
イギーが1番飛び乗るようにして車へやってきた。
はぼーっと窓の外を見ていた。
次に承太郎も乗ってきた。
承「やれやれだぜ…。ん?どうした」
名前を呼ばれると、ようやく2人が帰ってきたことに気づいた。
「ん?え、あぁ,おかえり、無事でよかったよ」
承「?あぁ」
イ「くぅーん、イギー…」
イギーは元気のないを心配し、膝の上に顎を乗せた。
「ふふ、イギーもおかえり。もう怖くないの?」
イ「くぅーん」
イ(来る時はこの女のスタンドがずっとこっちを睨みつけていて近寄れなかったが、今はいない。やはりこの女はなにか他とは違う。なにかと言われたら分からんがな)
「そう、よかった」
はイギーの頭を撫でた。イギーも気持ちよさそうな顔をしていた。
ポ「ジョースターさん、こいつとんでもねぇすけべ野郎だぜ、犬のくせに」
ジョ「は動物からも好かれるんじゃな」
承「さっき、怒らねぇと言ったが、あんま調子に乗るんじゃあねぇぜ犬公」
イギーはポルナレフと承太郎にしてやったりというような顔をした。
ポ「おい承太郎今の見たか??こいつ…」
承「あぁ、かわいくねぇ犬だ」
その間もは黙ってイギーの頭を撫でながら窓の外を眺めていた。
その様子を見た承太郎はには聞こえないようジョセフに聞いた。
承「何かあったのか」
ジョ「うーむ…あったと言えばあったが、ないと言えばない」
承「あ?はっきりしねぇか」
ジョ「詳しくはホテルに着いたら話そう」
一向はもう遅いこと、敵スタンドが現れ疲れたこと、怪我人が出たことの3つがあって、その日はホテルに泊まることにした。
そしてその日のうちに花京院とアブドゥルはスピードワゴン財団の医師達に引き渡した。