第17章 承①エジプト
ザ・フールがパラシュートのようなものを作りイギーー空中に浮かせたのだ。
承「こいつ、空中に浮くこともできるのか…逃すか!」
承太郎はザ・フールにつかまり、共に飛んでいった。
「す、すごい…」
ポ「あぁ、だが…だんだん高度が落ちてきているぜ」
ジョ「おおっ」
ポ「あのザ・フール、あまり長距離は飛行できないらしい」
ジョ「紙飛行機のように舞っているだけか!」
承太郎は一度地面を蹴り、浮く手助けをした。
しかしそのせいで浮いていることが敵にバレてしまった。
ポ「うわっ!奴のスタンド承太郎を追い始めた!今の一歩で気づいたんだ!」
それを見たとジョセフはそれぞれ花京院とアブドゥルの元へと移動した。
ジョ「もはやこの戦い、任せるしかない…。承太郎に。」
「花京院…大丈夫…?」
は花京院の頭を自分の膝に乗せ言った。しかし応答はない。
「なわけ…ないか…ごめんね花京院…ごめん…」
はポロポロと涙をこぼした。
「アインガード…早く回復して…花京院を治して…」
しかしアインガードは出てこない。それはアインガードが回復している証拠だ。回復している時はアインガードはが呼んでも出てこない。
ポ「きっと大丈夫だ、…そんな泣くんじゃねぇよ…」
な?とポルナレフはの頭を撫でながら言った。
「きっと、大丈夫…そう言ってお母さんたちは…お兄ちゃんは無事じゃなかった。今回だって…もしかしたらダメかもしれない…花京院の目が見えなくなってしまうかもしれない…嫌だよそんなの…」
ポルナレフはもう何も言えなくなってしまった。
「アブドゥルさんも治ったばっかでこんな…ひどいよ…アブドゥルさんばっかり…私のスタンド、ちっとも役に立たないな…悔しいよ…」
するとそれまで黙っていたジョセフが口を開いた。
ジョ「、今の言葉は撤回しなさい。アインガードに失礼だ。」
「でも…」
ジョ「でもじゃあない。アインガードは十分役に立っている。傷を、ましてや自身も治してくれる,そんなスタンドはよくあるものじゃあない。アインガードがいたから、倒せた敵もいる。だから、今の言葉は撤回しなさい。」