第17章 承①エジプト
ア「くっ!滑り落ちる!」
アブドゥルも花京院を抱えているためギリギリだった。
ジョ「もっと後ろの方へ移動しろ!」
ポ「助っ人!おいこら!てめぇ助っ人しろ!おい!」
イ「わおーん」
イギーは伏せをして全く助から様子を見せない。
挙句の果てには寝始めた。
ポ「どこまで呑気なんだ!あのバカ犬!」
すると敵スタンドがタイヤを外し、なんとその外したタイヤを切ってしまった。
ジョ「なんて切れ味じゃ!前輪を切断しやがった!今度こそ後ろに下がるぞ…!こ…こういうことか!やばい…みんなつかまれ!」
しかし皆つかまりきれず、車から振り下ろされてしまった。
ジョ「しまったー!」
承太郎はをかばうように地面に落ちた。
承「うっ!」
「うっ…ご、ごめん、承太郎…大丈夫?」
承「ああ、平気だ」
すると水がまた沈んでいった。
皆攻撃されぬよう物音を殺した。
そしてアブドゥルが自分の腕輪を投げ歩いたかのように見せかけ、敵スタンドが出てきたところをマジシャンズレッドで蒸発させようと思っていた。
しかしそれは敵に全てバレており、逆にアブドゥルが攻撃をされてしまった。
承、ポ、「「「うっ!」」」
ジョ「アブドゥルーーッ!」
ア「何者だ…ううっ…つ…強い…」
そう言うとアブドゥルは首から血を吹き出し倒れてしまった。
ポ「アブドゥル!」
「アブドゥルさん!!」
倒れているアブドゥルにトドメを刺すため、敵スタンドが出てきた。
「そんな…やられてしまう…それなのに…動けば私たちの位置もバレるから動けない…悔しいっ…」
するとアブドゥルへの攻撃を避けるため、承太郎が走ってイギーを捕まえた。
承「やれやれ貴様、車が攻撃される前に外へ脱出したな。においで分かったな、敵がどこから来るのかをよ」
するとそこで承太郎は立ち止まった。
「承太郎…!?いったい何を!?」
ジョ「ああっ!立ち止まるな!承太郎!」
承「さぁてと、協力してもらうぜ、イギーよ」
承太郎はイギーを地面に押さえつけた。
「何をしてるの…?」
承「どこから襲ってくる?教えろイギー!てめえも死ぬぜ、ガムはやらねぇがな」
すると承太郎とイギーの周りを砂が包み込んだ。