第17章 承①エジプト
ジョ「やばい!、ポルナレフ!今度こそ襲ってくるぞ!!」
ジョセフが言った通り敵スタンドは花京院の血の音に気づき、襲ってきた。
ポルナレフは花京院を抱え、と共に車へと走った。
「は、はやい…!」
ポルナレフよりも足が遅いは間に合わない、そう思った時、体のみのアインガードが砂から出てきてポルナレフとを上へと突き飛ばした。3人が飛び上がった所をジョセフがハーミットパープルで車へと引き上げた。
ア「地面に染み込んだ…」
ジョ「敵は地面の振動で音を探知できる。そのうえ土の中を自由に移動できる。姿を見せることなく行動し、我々が気づく前に背後からでも足の裏からでも攻撃が可能。しかも本体は遠くにいることができる」
「はぁ…はぁ…アインガード…」
承「大丈夫か?」
「私は大丈夫…でも…アインガードが…。花京院のことも治してあげられないよ…」
は落ち込んだ。
ア「まずいな…失明の可能性がある…」
ポ「カッ…」
「ごめん…私がもっと早く気づいていれば、アイガードも無事で花京院のことも治せたのに…ごめんなさい…」
ア「のせいではない。皆気づけなかった。車を出そう。早く医者の所へ連れていかねば」
ジョ「…と言って動けば即座に攻撃してくるぞ」
承「ケッ!」
ジョ「うかつに動くわけにはいかん!」
すると、寝ていたイギーが起きて車から降りたことで振動が起こり、敵スタンドに車を攻撃された。
しかしイギーは助けようとしない。
ジョ「なにぃ!!」
ポ「うわぁ!」
「落ちる…!」
が車から手を離してしまった。しかし、いつまでも衝撃はこない。がぎゅっと瞑っていた目を開けるとすぐそこには承太郎の顔があった。
承「手を離すんじゃあねえ!しっかりしろ!」
承太郎がの腰をしっかりと抱いていたのだ。
「ご、ごめん!ありがとう…」
しかしピンチな状況には変わりがない。
承「やばい!タイヤが水の中に…!だめだ、引きずり込まれる!!」