第16章 承①紅海
ジョ「後ろに注意して泳ぐのだ.。追ってくるとしたらスクリューのある何かに化けてくるはず。動く石ころや岩にも注意するのだ」
ア「うん?見ろ!海底トンネルだ!」
ジョ「深度7メートル」
ア「ついにエジプトの海岸だぞ。この岩伝いに泳いで上陸するのだ」
するとその岩は目と口なようなものを開いた。
ハイ「むぎぃぃぃ!」
一同「「「「「「なっ!?」」」」」」
ハイプリエステスの口はものすごい勢いで一向を吸い込んだ。
「す、吸い込まれる…」
承「なにっ?」
ポ「こ…こいつは…」
ア「す、スタンドだ!この海底に化けていた!こんなにデカく!」
花「うぉぉっ!」
ジョ「くっ…口の中に吸い込まれる!!」
一同は口のなかでグルグルと回された。
「く…苦しい…」
ポ「なんだ?この大きさは!このスタンドのパワーは!今まであんなに小さかったのに!」
ハイ「頭のとろいやつらよのう!石や岩も鉱物なら、海底も広く鉱物ということに気が付かなかったのか?」
花「スタンドのパワーがこんなに大きいのは、本体が距離的に近くにいるせいだ!きっとものすごく近いぞ!」
ハイ「その通り!私はそこから7メートル上の海岸にいるよ。しかしお前らはハイプリエステスの中ですりつぶされるから私の顔を見る事はできない!」
ハイプリエステスは水を吐き出した。
すると一同は舌の上に落ちた。
「うっ…!いたた…」
花「大丈夫か?こ…ここは、やつの体内のどこだろう?」
ジョ「まだ口の中じゃ。喉の奥には飲み込まれていない」
ハイ「へい!承太郎!承太郎、お前は私の好みのタイプだから心苦しいわねぇ」
「なっ…!むぅ…」
ハイ「私のスタンド,ハイプリエステスで消化しなくちゃあならないなんて」
ポ「はぁ?」
するとポルナレフは承太郎に耳打ちした。
ハイ「ほんと、こんな出会いでなければねぇ、惜しいわ。でも、お前をやればディオ様に褒めていただきるの。悪く思わないでね」
承「やれやれ、言うのか?」
「??」
ポ「言え!ほらいいから早く言え!」
ア「うん?なにを?」
ジョ「むう…」
花「なるほど」
承「ミドラー。一度あんたの姿を見てみたいもんだな。俺の好みのタイプかもしれねぇしよ。」