第16章 承①紅海

ポ「ウガアアッ！ウガッ！」

ア「い、いつの間に！？」

ハイ「ニニニニ　ニニィッ！」

ポルナレフの唇からは血が出てき始めた。

「ポルナレフ！」

花「や…やつがすでにレギュレーターに化けていた！」

承「こ、こいつ…」

ポ「ウガアッ！」

承「口の中から入って食い破る気だ！やばいぜ、この部屋を排水しろ！」

ア「もう遅い！やつめ、この時を狙っていたのか！？」

承太郎がスタープラチナを出し、ハイプリエステスを捕まえようとすると、ポルナレフの体内に入ってしまった。

承「しまった！」

ア「ポルナレフの体内へ入って行ったぞ！くうっ、食い破られるぞ！ど…どうする！？」

花「ハイエロファントグリーン！」

ジョ「ハーミットパープル！」

2人のスタンドでポルナレフの鼻からハイプリエステスを捕まえて、体内から出した。

ポ「オガアッ！」

花「やった！」

「出てきた！」

承「よし、そのままおさえてろ！」

ア「見ろ！何か別のものに変身するぞ！」

するとハイプリエステスは水中銃に変身した。

ジョ「水中銃だ！水中銃に変身した！」

花京院がそれに向かってエメラルドスプラッシュを放ち、ポルナレフもチャリオッツを出して、応戦した。
一度攻撃はおさまったものの、また装填した。
しかし一同はギリギリのところで全員脱出した。

花「か、間一髪だった…」

ジョ「安心するのはまだ早い。やつめ、確実に我々の痛いところを突いてきよる」

ア「ポルナレフ、大丈夫か？」

ポ「だ、大丈夫だ。オーケー、助かったぜ。メルシーボーク」

「上陸したら治してあげるね」

ポ「ありがとよ」

一同は海底を進んだ。

ポ「なんて美しい海底だ…できれば、ただのレジャーで来たかったもんだぜ」

ジョ「のんきしとる場合か。酸素が切れる前に岸につかなければ」

「でも私もこの景色を遊に見せたかったし、こんなに綺麗な海があるってこと知って欲しかったな…」

承「帰ったら連れてきてやれ」

「うん…」

花「追ってくるか？」

ア「いや、見えない。ハイプリエステスは金属やガラスなどに化けるスタンド。魚や海水や泡には化けられない」