第13章 承①メサイア
花京院達の部屋に着くと、ポルナレフが既にトランプ片手に待っていた。
ポ「お、来たか」
「早速トランプ片手にして、そんなにやりたかったの?ポルナレフ」
ポ「なっ…そんなんじゃあないよなぁ?花京院」
花「何を言っているんですか。どうしてもやりたいと言ったのはあなたでしょう?ポルナレフ」
ポ「て、てめぇ…」
花「なにか?」
ポルナレフが花京院のことを睨んでいた。
「???どうしたの?やろ?」
花「そうだな、ポルナレフ、早くカードを配ってくれ」
ポ「いいけど、まず何をするんだ?」
花「そうだな…、何かやりたいのはあるかい?」
「んー…私ババ抜きしか分からないよ」
花「ババ抜きはもっと人数がいた方が面白い。だからそうだなぁ…じじ抜きはどうだい?」
ポ「おお、いいじゃあねぇか」
「じじ抜き…?」
花「あぁ、ババ抜きと同じようなものなんだが、ジョーカーも抜いた52枚のカードの中から1枚だけランダムに選んで一つだけペアにならないものを作るんだ。ババ抜きはジョーカーが最後の1枚になるがじじ抜きはジジがどのカードかわからない。最後まで誰が負けるか分からないんだ。どうだい?」
「ルールもそんなに難しくないし、楽しそう!それにしよ!」
ポ「それじゃあ決まりだな。…っと、ジョーカー抜いたからこの中から好きなカード1枚引け」
ポルナレフがの前に52枚のカードを差し出した。
「じゃあ…これ!」
花「、見ちゃだめだぞ?そのままどこかに置いておいてくれ」
「分かった!」
ポ「よし、じゃあ配るぞ」
3人の前にカードが配られた。
「絶対に負けないんだから!」
ポ「が1番弱そうだがな」
花「頑張れよ、」
3人はじじ抜きをした。結果は……
の負けだった。
「なーんでー!もう一回!!」
花「はははっ、そうだな、もう一回やろう」
ポ「また駄々こねるなよ??」