第13章 承①メサイア
は部屋に戻ると1人考えた。
(花京院は本当に紳士だなぁ…それにしても昨日の承太郎はなんだったの…?勘違いしてもいいってどういうこと?承太郎も私を好き…?いやいや、まさかそんなわけない…ってなに!?なに、承太郎"も"って承太郎"が"でしょ!?私も好きみたいじゃない!……でも、もしかしたら私は承太郎のこと好きなの…??あーもうわかんない!今日は考えるのやめよ!)
「はぁ…お風呂さっさと入って花京院たちのところに行こーっと」
一方花京院とポルナレフの部屋では
ポ「なにぃ!?俺がどうしてもトランプをやりたいって言っただと!?」
花「はい、まぁ許してくださいよ」
ポ「なんか俺ただ遊びたいだけのガキみてぇじゃあねぇかよ…」
花「いいじゃあないですか、が来てくれてポルナレフも嬉しいでしょ?」
ポ「お前が1番喜んでるくせに何言ってんだ。素直に言えばいいじゃあねぇか、1人にさせるのが心配だったんだろ?」
花「いやですよ、恥ずかしい。あの状況で1人になったところでろくなことを考えないでしょうからね」
ポ「ったく、仕方がねぇなぁ、今回だけだからな俺のせいにしていいのは」
花「分かりましたよ」
ちょうど時計の針が8時を差した時だった。
コンコンッ
「はい?」
花「僕だ、大丈夫かい?」
「あ、今行くね!」
ガチャッ、フワッ
「本当にピッタリに来るんだね」
花「っ……う、うん」
からお風呂上がりだからかいつも以上に良い香りがして、花京院は戸惑ってしまった。
「花京院…?どうかした?大丈夫?」
花「あ、い、いや、なんでもないんだ、気にしないでくれ」
「ふーん…なんのゲームするの?ババ抜き?」
花「それは3人でしたんじゃあつまらないだろう…」
2人は他愛無い話をしながら花京院の部屋へと向かった。