第13章 承①メサイア
「グスッ…ありがとう、承太郎…グスッ…でも…こんなの好きでもない女の子にしたら…グスッ…勘違いしちゃうよ…?」
承「勘違い、してもいいぜ」
「……え…?」
は顔を承太郎から話し顔を見上げた。
「今の……どういう意味…?」
承「…さぁな。涙が止まったようだな」
「あっ…ほんとだ…」
承「終わったら、墓を作ってやれ。明日にはスピードワゴン財団が遺体を回収しに来る。彗が守った命なんだ、無駄にするんじゃあねぇぜ。それに彗は自分がそうしたくてしたんだ。自分を責める必要はねぇ。」
「ありがとう…承太郎…」
承「明日は朝早くから移動になる。そろそろ戻って寝た方がいいと思うが、どうする」
「うん…一緒に戻る…寝るよ、明日のために」
承「そうしろ」
2人は寝袋へと戻った。
翌日、皆はヤプリーンの街へと向かい、セスナを借りる予定だったが、明日なら借りれるというのでホテルで一泊することにした。部屋割りは花京院とポルナレフ、承太郎とジョセフ、そして1人という部屋割りだった。
その夜、承太郎とジョセフ、そしてポルナレフは夕飯を食べ終えるととっとと戻ってしまった。花京院はに声をかけた。
花「、よかったら僕たちの部屋で一緒にトランプをしないか?」
「え、私もいいの?」
花「もちろん。ポルナレフのやつがやりたいと言うんだが、2人ではつまらないからな」
「やった!やる!」
花「それじゃあ8時ごろの部屋に迎えに行くよ」
「私1人で行けるよ?」
花「何かあっては遅いだろう?」
「そうだけど…わかった、ありがとう」
花「どういたしまして、部屋まで送るよ」
そう言って花京院はのことを部屋まで送ってくれた。