第2章 幼馴染
2人で歩いていると承太郎が口火を切った。
承「何か聞きてぇことがあるんじゃあねぇのか。」
「え?いや…ないよ…」
承「…はぁ。ムショにいた。」
「え!?なんで!?何したの承太郎!」
承「…信じてくれるか分からないが、悪霊が取り憑いてな。ムショの中にいた方が安全かと思ってよ。」
「信じるよ。承太郎冗談とかいうタイプじゃないし。でも、ちゃんと電話の時に言って欲しかったよ…私がどれだけ、心配したと思ってるの…?」
は目にためた涙が溢れないよ必死に堪えながら言った。
承「…すまねぇな。迎えに行くとき返せよな。」
そう言うと承太郎は自分の帽子をにかぶせた。
承「あと、今日はうちで飯食って泊まっていけ。」
「え、悪いよそんな」
承「お袋がそうして欲しいとよ。ジジイも子供は嫌いじゃあない。遊とも喜んで遊ぶだろ。」
「そんな、申し訳ないよ…」
承「人数が多いのは遊が喜ぶと思うぜ?それにはもう少し周りを頼れ。泊まっていけ。」
「承太郎…。分かった、ありがとう。」
2人はの家についたので一旦別れた。
はその後自分で空条家に持っていくお菓子を買いに行き、家の掃除をして、遊と自分の泊まる準備をして、迎えに行く時間になった。
承太郎がを迎えにきてから遊の幼稚園へと向かった。遊はまず2人で迎えにきてくれたことに、そして承太郎の家に泊まることにとても喜ん
でいた。そしてそのまま3人で空条家に向かった。
ガラッ
承「待ってろ。」
玄関に入ると承太郎はそれだけ言うと中に入っていき、ホリィを呼んできた。
ホ「ちゃん、さっきぶりね!」
「こんばんは。今日は本当にありがとうございます。お世話になるので良かったらこれ皆さんでどうぞ。」
そう言うとはホリィに買ってきたお菓子を渡した。
ホ「あら、わざわざ良いのよ!でもありがとう♡夕飯が終わったらみんなで食べましょ!遊くんも久しぶり!大きくなったわねぇ」
遊「こんばんは!今日はよろしくお願いします!」
遊お辞儀をした。
ホ「あらあらいいのよ!さぁ中に入って!」