第3章 忘れさせてあげる⦅七海⦆
『好き// 健、人っ………アぁっ//……好き、だょッ//』
動きが速くなる七海にしがみつき、 の腰も揺れていた。
『も、イ…き…たぃ…//』
秘部が きゅうぅ、と締まる頻度が増え、 の絶頂が近い事を知らせていた。
「良いですよ」
イってください、と まるで呪言のように に伝えると、 の体はビクビクッと何度か震えた。
その締め付けに七海も の最奥へ吐精した。
はぁ…はぁ…、と呼吸を整えると、 は眠っていた。
⦅ いろんな事があって疲れたんですかね…… ⦆
の中から ゆっくり自身を引き抜き、 が風邪をひかないように の汗を拭き取り布団をかけた。
「愛してするよ、」
眠る の額に七海はキスを落とした。
☆ ☆ ☆
「今度 を傷つけたらブン殴ります」
七海は高専の敷地ですれ違った五条に言った。
「七海なんて止めて僕の所に来ればいいのに」
七海をおちょくるように五条はそう言い、続けた。
「…僕、 を傷つけたいワケじゃないから。
もし七海が を泣かすような事があれば、その時は僕が をもらうから」
少しだけ低い声で七海に告げると、 を諦めたわけではない事が理解できた。
「絶対渡しません。
そもそも は物ではないですから、彼女の意志を尊重すべきです」
サングラスをカチ、と持ち上げながら そう言うと、五条は唇を尖らせた。
「付き合ってるからって偉そうに。
別にいいもんねぇ、 が僕を選べば問題ないから」
それだけ言って五条は 片手をひらひらして その場を去った。
まだまだ気が抜けない七海は五条の後ろ姿を見送り、はぁ、とため息をついた。
♡おわり♡