君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第23章 23※
何度か啄み、そして舌を絡める。
口付けの間に、龍之介のシャツの裾から手を差し入れ、腹筋をなぞる。
「っ…」
「愛してる」
耳元で囁かれ、龍之介はひくりと震える。
「龍之介さん…ね、ぎゅってして…?」
身を起こすに着いていくように上体を起こし、龍之介はを抱きしめる。
は嬉しそうに小さく笑い、龍之介のシャツのボタンを外し始めた。
「…」
「私の歳とか、気にしなくていい。私は後悔しないよ。でも、龍之介さんが私を抱いた後に後悔するなら」
呟きながらはそこでボタンを外す手を止める。
「するなら、まだしなくていい。体の繋がりがなくたって、私たちは傍に居られるもの。こういう事しなくても、ずっと愛してる」
「…俺も、体の繋がりなんかなくてもの事愛してる。でもが好きでたまらなくて、愛しくて可愛くて仕方なくて…それを全部伝えたいから抱きたい…」
ボタンに手をかけるの手を取り、その手の甲に口付ける。
「愛してる」
「私も愛してる。龍之介さん…、もっと深くまで私を愛して…?」
「…うん、俺の事、もっと深く受け入れて…全部愛を注ぎ込むから」
龍之介がを見れば、は幸せそうに微笑み、龍之介に抱き着く。
抱き締めたまま、また龍之介はを押し倒し、軽く口付けてから、と自らの纏うシャツを取り払った。
「こんな綺麗な肌…汚していいの?」
「龍之介さんが触れたら、もっときれいになるかも…ん」
首筋を指でなぞられ、そのまま鎖骨、ブラの形をなぞるように胸に指が滑り、は小さな声を上げながらひくりと震える。
「っ…あ…」
「どこ見ても可愛い…綺麗…」
鳩尾、脇腹、臍と指が辿り、ショーツに引っかかればそのままそれはゆっくりと脱がされる。
「あ…はずかし、いよ…」
「うん…もっと恥ずかしいことするよ?」
「え…?ひゃ、ん…!待っ…やぁ…」
の腹に跨ったまま、龍之介は後ろに手を伸ばし、の割れ目にそっと指を滑らせる。
龍之介の体が遮って、次にどんな風に触れられるのか予測がつかず、は触覚のみで快感を与えられる。