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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第200章 200




彼女の笑みは魔性。
一目見たら、誰もが恋をしてしまう。

「ー!!」
「陸くーん!」
「ちゃーん!」

IDOLiSH7、の名を口々に観客が呼びかける。
その中でも、ひと際名が聞こえるのは陸とだ。

「さん…」
「イチ、どうした?」
「…彼女は…危ない」
「え?」
「私たち、IDOLiSH7にとっての脅威になりかねません」
「何言ってんのお前。は、俺たちは俺たちだろ?」

一織のその言葉に大和が客席に手を振りながら呟く。
一織もまた客席に手を振りながらも、時折視線はに向いていた。
その視線には気付かない様子でステージの中心に立ち、が手を振っていれば、観客の中からTRIGGERを呼ぶ声が上がる。

「TRIGGER!」

客席を見回した誰かが、二階席に座るTRIGGERの三人に気付いていた。
一斉に視線が二階席に向かい、彼らを呼ぶ。

「龍くん…天、楽…」
「お前さん、気づいてたのか?」
「うん。歌ってる間、泣きそうだった」

大和に声を掛けられくすくす笑いながらは頷く。
龍之介たちは呼びかけに答えるようにそっと立ち上がり、深く一礼してからまた席に戻る。

僕たちはここに居るよ
だから、彼らを見て
僕たちも見てるから
視線をステージに戻して

そう伝える要に三人がステージを見れば、観客の視線もまたステージへと戻る。

『ありがとうございました!』
『まもなく、このFriendsDayもフィナーレを迎えます。24時間、沢山の応援をありがとうございました!』

客席に手を振っていれば、Re:valeの二人もステージへを戻って来た。

『みーんなー!お疲れ様!ありがとにゃー!』
『そろそろ、フィナーレだね』
『Re:valeのお二人、IDOLiSH7の皆さん、本当にお疲れ様でした!皆さんのお手伝い、すっごく楽しかったです!』
『ちゃんもお疲れ。みんな楽しんでたよ』
『光栄です!またここで皆さんとステージに立てるようこれからもますます頑張ります!』

Re:valeの二人とハイタッチし、IDOLiSH7のメンバーにもハイタッチしながらは橋へと移動する。
もう、放送終了の時間は差し迫っている。

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